オオチャイロナガカメムシ

先ほど、我家の外灯下に来ていたカメムシの仲間である。

天井に数匹止まっていたのだが、とても窮屈な姿勢になる為、ピントや明るさの調節がなかなか出来ないでいた。

辛うじて使えそうな写真が以下の一枚。

種名は、オオチャイロナガカメムシだと思う。名前にチャイロ(茶色)と入っているが、肉眼では茶色というよりは黒色に見えた。

大きさは、体長8〜9ミリあったと思う。似た種に、平均体長7,5ミリぐらいのチャイロナガカメムシという種が居るらしいが、こちらは、明白に茶色っぽいし、翅に紋様も見えるナガカメムシである。

摘めるぐらいのある程度の大きさのあるカメムシには、近隣近所で出会い尽くしたと思っていたが、まだまだ出会ってないカメムシも居たんだと、嬉しい1日となった。

アヤナミノメイガ 成虫

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、ハッキリと覚えている。前翅長で約8ミリだった。種名を調べたら、直ぐにツトガ科ノメイガ亜科のアヤナミノメイガがヒットしてきた。

幼虫の食草は、ヒナタイノコヅチヒカゲイノコヅチとの事であった。我家の敷地にも、ヒカゲイノコヅチと思われる植物が雑草として沢山生えてくる。

ヒガシキリギリス

キリギリスの投稿は既にしていると思って、これまでスルーしていたが、未投稿である事に気が付いた。

そこで、最近近隣で撮ったキリギリスの写真を使い、投稿してみようと思う。

大きさは、35ミリぐらいだったのであろうか。

キリギリスという名前は、コオロギやバッタという名称と同じくらい、昔からよく耳にするが、案外、その姿を正確に知っている人は少ないかもしれない。そんな私も、最近まで、キリギリスのことを正確には理解していなかった。

そして、昔は、日本全国キリギリスで通ったみたいだが、近年は、日本には4種のキリギリスがいて、上の写真の個体は、青森県から中国地方まで生息するヒガシキリギリスという種であると考えられる。

ちなみに、時々、夜が多いかなぁ……♪ギーッチョン…ギーッチョン♪との虫の鳴き声が聴こえて来ることがあるが、この声の持ち主が(ヒガシ)キリギリスの雄の声である。

そして、調べていて意外に思ったのは、埼玉県と岩手県が、都道府県独自のレッドデータで、このヒガシキリギリスを準絶滅危惧種に指定しているところである。確かに、近隣近所でも、あの鳴き声を、いつでも何処でも耳に出来るわけではない気がする。自分の家の近所だと、明らかにスズムシやクツワムシの鳴き声の方が身近な気がする。

減ってきている理由は、都会では、綺麗に草刈りされてしまう空き地が増えてきたからとの事である。田舎部では、逆に人手不足で、荒れた土地が増えていくと思われるので、今後のヒガシキリギリスの動向に関しては、減る一方とも言えない気がする。

♬ギーッチョン…ギーッチョン♬……私には、自然や季節を感じさせてくれる虫の声だが、もはや、そんな虫の声を楽しむ余裕の無い人達が増え続けている気もする。