ミツカドコオロギ

先ほど、ツヅレサセコオロギの投稿をしたので、コオロギ繋がりで、もう一種、コオロギの投稿をしようと思う。

このコオロギの写真を撮ったのは、一週間ぐらい前だったと思う。場所は、近隣の田んぼの畔だった。畔にあったブロックか石をひっくり返したら、このコオロギが動かず、ジッとしてくれていたので、写真に撮った次第である。

名前は、ミツカドコオロギ。写真を見ても分かるように、頭部の両サイドに結構な張り出した部分が存在する。これは、ミツカドコオロギの特徴と言って良い。写真では分かりにくいが、実際のところ、頭部の上にもう一つ角みたいなものがあり、ここからミツカドコオロギの名が付いていると思われる。

大きさは、15〜20ミリぐらいの間だったと思う。

比較的乾燥した草原とか畑とかに生息しているとの事だが、この個体が居た場所は、田んぼと田んぼの間の畔であり、決して乾燥したイメージの場所では無かった。このことから、種を間違ってる可能性も鑑みて、同じオカメコオロギ属のタンボオカメコオロギを調べてみたが、タンボオカメコオロギは、もっと全身黒っぽく、サイズも一回り小さいようである。

さて、このミツカドコオロギの鳴き声であるが、ツヅレサセコオロギ同様に、ちょっと現時点の自分には、自然下で泣き声を聞き分けれるまでには至っていない。ワンシーズンに一種みたいな感じで、家の中で小さなケースで飼育して、鳴き声を聴き続ければ、身体がコオロギ達の鳴き声を覚える可能性はあるので、来年からは実践してみようかなとも考える。

まぁ、現実的に実践する余裕は無さそうだが……。

最後に、ツヅレサセコオロギの投稿で触れたが、同一種のコオロギの泣き声に、幾つかのバリエーションがある点への疑問が解決した。少なくとも、コオロギの仲間達には、ひとり鳴き、口説き鳴き、脅し鳴きといった状況によって鳴き声が変わる種が多く存在するようである。また、音を出すための翅を動かす筋肉に影響が出るのか、気温によっても鳴き声のテンポが変わったりするようである。