キスジホソマダラ 成虫 雄 Balataea gracilis gracilis (Walker, [1865])

最近、近隣で見かけて、写真に撮っていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長10ミリぐらいではなかったであろうか。

3年前の9月1日にも投稿している種(撮影場所も同じ)だが、その時の写真は酷すぎる。

種名は、キスジホソマダラ。マダラガ科に属する蛾である。

触角が櫛髭状なのを見ると、上の写真の個体は雄である。

キスジホソマダラの幼虫の食草は、イネ科のササ類やススキらしい。この蛾を見かけた場所には、どちらもある気がする。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の分布は、ちょっと分からなかったが、亜種が、おそらく朝鮮半島やロシア沿海州南部にはいる模様。

ところで、笹やススキは近隣の至る所に生えているが、それらのどの場所にもいるというわけではない蛾の気がする。

ウメスカシクロバ 幼虫 Illiberis rotundata Jordan, [1907]

数日前に我家の外灯下で見た昆虫の幼虫である。

この時点で、体長2センチ弱ぐらいだった。

短めであるが、蛾の幼虫であろうと思い調べると、ウメスカシクロバの幼虫なのではと行き着いた。

このウメスカシクロバの幼虫の食草は、バラ科の樹木のようである。この蛾の幼虫のいた場所の頭上には、ジューンベリーが覆い茂っており、近くには梅の大木もある。

この幼虫で注意すべきは、毒針毛を持っているという事である。まぁ、多少なりとも、人体に影響をもたらすものと推測する。

さて、このウメスカシクロバの生息分布は、国内は、本州以南……対馬含む九州まで。海外の生息分布は、調べたが、ちょっと分からなかった。

ウメスカシクロバ 幼虫 成虫

我家の庭に生えている小さな桜の木の葉上に小さな蛾の幼虫を発見。何故か、好奇心で葉ごとちぎり、プラスチックの透明容器に入れて室内で飼育していた。3週間ぐらい前の事だったと思う。

それが、昨日、蛾の成虫になっているのに気が付いた。

先ずは、幼虫時代の写真を。

別の場所の桜の木に居るところを撮った別の個体の写真であるが、幼虫の特徴自体は、今回羽化した個体の幼虫時代と同じ雰囲気である。

このウメスカシクロバの幼虫の特徴としては、イラガの幼虫のような毒毛針を備えているように見える。痒みを引き起こす毒を持っているとの情報もあるが、その情報を知らずに、私は、数回は指の腹で、このウメスカシクロバの幼虫を移動させたような気がする。少なくとも、蛹になり始めた頃の幼虫は、別の容器に指で摘んで移動させた。しかし、指の腹だと、なんら毒の影響を感じ取れなかったかもしれない。

また、ウメスカシクロバの幼虫の特長として、上の写真でも、その一端を垣間見れる気がするが、胴体の真ん中辺りが盛り上がる特徴がある気がする。幼虫の最終的大きさは、2センチちょっとぐらいと小さめの幼虫であった。

次に、昨日羽化していた成虫の写真を以下に。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだったのではないであろうか。こういう透明な翅を持っている蛾をスカシバガの仲間と思っていたが、勘違いであり、ウメスカシクロバや似たようなタケノホソクロバは、マダラガ科の蛾である事を知った。良い勉強になった。