クロホシフタオ 成虫 福島県 標高800メートル

最近、気が付いた事だが、昆虫の分布状況を把握する際に、地図を上から眺めながら横方向の繋がりを模索するよりも、どの標高をメインに棲息しているかを掴んだ方が、昆虫の食草や種の進化の過程に繋がる情報を絞りやすいという事が分かって来た。

という事で、私が暮らす標高5〜25メートルぐらいのエリアの生物相の特徴を掴むためには、標高800メートルの辺り(気温が重要)のエリアとでも、違いがあるのか否かの比較は、少なからず色々なヒントをもたらしてくれる気がする。

では、この蛾は、どうなのであろう。

大きさは、開帳で25ミリぐらいだった。種名は、ツバメガ科フタオガ亜科のクロホシフタオだと思う。似た種に、ヒメクロホシフタオという種も居るらしい。

幼虫の食草は、ガマズミ、コバノガマズミ、オトコヨウゾメ等との事であるが、確かに、ガマズミかコバノガマズミかの精査はしなかったが、それらの類が低木として沢山生えているエリアで、この蛾は見かけた。

では、私が住む近隣の低地エリアにそれらの類は生えているかというと、ガマズミは、普通に結構生えている。

ただ、今のところ、クロホシフタオを、近隣で見たことはない。

コスズメ 成虫

我家の外灯下に先ほど来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で2センチちょっとぐらい。スズメガの仲間としては小さい方だと思うが、種名はコスズメ。

幼虫の食草は、ブドウ科のヤブガラシやノブドウとの事である。

似た外見の種に、キスズメがいるが、上の写真の個体は、コスズメで合っていると思う。

ウラジロアツバ? 成虫

昨晩、我家から車で5分ぐらいの場所にある外灯下で、見かけて写真に撮っていた。

既投稿種の可能性もあったが、一応、写真には撮っていた。そして、未投稿である事が分かったので、投稿する事にする。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだったと思う。雰囲気からヤガ科クルマアツバ亜科の気がするが、実際のところクルマアツバ亜科のウラジロアツバが、外見的に一番近いと結論付けた。

幼虫の食草は、知られていないとの事である。(田んぼの近くの外灯に来ていたのが気になる。)