コバネハサミムシ (キアシハサミムシ)

このハサミムシは、我家の庭で捕まえたものだが、基本的に、そこら辺の石の下で見つかる一般的なハサミムシは、このハサミムシかなと思う。

大きさは、今回は室内で定規を使って測ったので、ある程度正確な事が言えると思うが、触角を入れずに、1,5センチといったところ。

特徴としては、触角の先端が白いのではなく、3節目ぐらいから途中から白くなっているところは、注目して良いのではと思う。また、コバネハサミムシのコバネの意味するものは小羽であり、翅の名残のようなものが見えるのだが、上の写真だと写せなかった。

触角の先端が白く、このコバネハサミムシより1,5倍ぐらいの大きさで、腹部なんかがでっぷりしたヒゲジロハサミムシという種類も、私は、林内の朽木の中でよく見かけるが、2種は、上手い具合に棲み分けが成り立っているように感じる。

さて、ハサミムシ達を見て思うのだが、とにかく逃げたり隠れたりするのに長けている。スピードも知恵も結構備わっている気がする。ただ、土でも切り株でも、穴に逃げ込もうとするのだが、逃げ込もうとした穴が想像より小さかったり、奥行きのない穴っだったりで、頭隠して尻隠さずの状態でジッとしているハサミムシ達の光景をよく見る。上手く隠れきれていると思っているのか、いつかハサミムシ達に聞いてみたいものである。