エチゴキバネハムシダマシ?  Lagria (Lagria) nigricollis Hope, 1843

最近、近隣で、この甲虫を見かけて写真に撮っていた。

最初は、アカハネムシの一種かと思い写真に撮ったが、写真を見ると、もの凄い毛深さである。

大きさは、体長10ミリ弱ぐらいだった。

種名は、エチゴキバネハムシダマシ(旧名ニセハムシダマシ)なのではと思う。

凄い似ている種にオオメキバネハムシダマシ(旧名ハムシダマシ)がいるようであるが、上の写真の個体が、オオメキバネハムシダマシの特徴である大きな複眼を持っているようには、インターネット上の写真との比較を経ても、思えなかった。

さて、このエチゴキバネハムシダマシの生息分布は、国内は、北海道から九州まで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。近似種のオオメキバネハムシダマシの国内の生息分布の方が、国内の島嶼からの報告もあり、分布が拡がっているように見えたが、正直、2種に私が期待した地域的棲み分けを読み取る事は出来なかった。

フジナガハムシダマシ? Macrolagria rufobrunnea

昨年の4月6日にも同じ外見の甲虫を「フジナガハムシダマシ?」というタイトルで投稿しているが、今回のカメラは全然鮮明に写してくれたので、もう一度投稿してみる。

撮影年月日は、昨晩。

体長で10ミリ弱ぐらいのとても小さい虫である。

先ほど投稿したウスモンカレキゾウムシ(フジの枯れ茎に集まる)のところでも書いたが、昨日は、庭のフジの木をバサバサと切った日である。

昨晩は、もう1匹別個体と思われる個体も来ていたが、以下がそれである。

写真を見て、似た他種とこの甲虫を見極める時の特徴として、脚部踵節に産毛が結構生えているような気がする。

種名にフジと付くため、種名のフジは植物の藤と思って話を進めているが、植物の藤と因果関係が有るのかは、現段階では掴んでいないのも認める。