クリシギゾウムシ

昨晩、家の外灯下に来ていたゾウムシの仲間である。

体長は1センチぐらい。長い嘴(クチバシ)を入れると、2センチ弱。

名前は、クリシギゾウムシなのではと思う。似た種に、コナラシギゾウムシやクヌギシギゾウムシというものが居て、外見的に殆ど決定的な違いが無いように思えるが、上の写真のものはクリシギゾウムシなのではと思う。

根拠はと言われると苦しくなるが、家の敷地内に栗は一本植えており、毎年、この手の甲虫に産卵されているのは確認している。そして、ドングリをつけるようなコナラやクヌギの類は、近所だと100メートルぐらい行かないとない。

ただ、クリシギゾウムシも、同じゾウムシ亜科のコナラシギゾウムシもクヌギシギゾウムシも、ピンポイントの木が無ければ、代替えのドングリに産卵しそうな気もする。

取り敢えず、初めて、灯火の下でシギゾウムシと思われる甲虫を見たが、近所には栗畑は、沢山点在している。今後も、このシギゾウムシの仲間を観察して、違いを色々と見出して行ければなと思う。

因みに、このドングリに産卵する甲虫としては、今年に入って、オトシブミ科のハイイロチョッキリなる種の投稿をしているので、良かったら、そちらも御覧あれ。