スジベニコケガ 成虫 Barsine striata striata (Bremer & Grey, 1853)

最近、この蛾の写真を撮っていた。というよりも、毎年、近隣で飽きるぐらい出会える蛾である。

という事で、当然、過去に投稿しているので、自分のブログ内を検索をかけてみたら、ヒットして来ない。絶対に投稿済みの筈なのに、何故?と思い、原因を探ると、ベニスジコケガというタイトルで投稿している事に気が付いた。

では、スジベニコケガとベニスジコケガと、どちらが正式名称なのであろうと調べたところ、当たり前過ぎる事なのか、触れている投稿に出会えなかった。ただ、信頼筋でスジベニコケガという種名の投稿の方が多いと思うので、スジベニコケガが正式名称だと考えたい。

また、スジベニコケガだと、“ベニコケガ“というワードで検索をすると、後半がベニコケガで終わる多種に混ざって本種もヒットして来るので、そういう意味合いでも好都合な結果になる。

前翅長16ミリぐらい。写真の個体のような派手な色彩は、スジベニコケガのオスの特徴であり、メスの方は、ひとまわり大きく、色合いが少し薄い。

幼虫の食草は、地衣類や枯葉(?)との事であるが、これからの夏場に向けて、成虫をよく見かける割には、幼虫はどれ?といった感じである。

近隣では、沢山いて見飽きてしまうけど、初めて見た時は、派手な色彩が目を惹く蛾だと凄く感動したのを覚えている。

アカスジアオリンガ 成虫 雌 春型 Pseudoips sylpha (Butler, 1879)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

出会いのキッカケは、手の届きそうなところのコナラの枝を揺さぶってみた。飛び立つ虫は、見えなかったが、地面を見たら、この蛾が居たので、降って来た可能性もあるかもしれない。

拡大してあり、見た人にはサイズ感が伝わらなそうだが、前翅長約15ミリであった。

初めて見る蛾であるが、なんとなく知っていたので、目星のあるコブガ科リンガ亜科を当たると、アカスジアオリンガという蛾に行き着いた。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラとの事である。コナラから降ってきただけある。

違う角度からの写真を、もう一枚。

ヒメシロノメイガ 成虫 Palpita inusitata (Butler, 1879)

最近、この蛾を見かけて写真に撮っていた。少し高いところにいたので、一瞬、春先の定番種のマエアカシノメイガにも見えたが、なんか前翅の前縁に並ぶ紋が大きいように見えていた。

なんとか確認できる位置まで降りて来て欲しいと、棒で突くと、ビックリして飛び回り始めたが、運良く写真が撮れる位置まで下がって、止まってくれた。

大きさは、マエアカスカシノメイガと間違うぐらいだから、凄い小さいわけではなかった。私の中では、開張で26ミリぐらいに記憶したつもりだったが、ネット上のこのヒメシロノメイガの平均開張サイズは、15-23ミリぐらいらしい。

さて、この蛾は、過去に2回投稿しているのを、先ほど確認したが、種の特定に役立ちそうな写真が鮮明に大きく撮れた種に関しては、どんどん再投稿してゆこうと思う。

幼虫の食草は、モクセイ科で、イボタノキやネズミモチ等と書いてあることが多いが、この蛾がいた近所には、イボタノキが結構生えてるエリアがある。

生息域は、日本……中国でも確認されているようである。