昨日、消防関係のイベントで、旧桜川村の辺りに出向く事が有った。
お昼休みに、辺りを散策でもしてみようと、ふと近辺を歩いていると、木の種類は分からないがある木の根元付近の笹やツタに、下のカタツムリを発見。よく目を凝らすと、狭い範囲に数匹見つける事ができた。
この場所にいたカタツムリの平均殻径は、2,5センチといったところ。私が見かけるカタツムリとしては、大きいほうだと思う。
名前は、ヒタチマイマイで良いんじゃないかなと思う。樹上性のカタツムリとして知られる。因みに、ヒタチマイマイのヒタチの部分を解説すると、茨城県人には、馴染みのある単語だが、他の地域の人には?に思われる方も居るかもしれないので説明させて頂く。
現在の茨城県の辺りの古い呼び名が、常陸(日立……ヒタチ)なのである。自分なりに日立という言葉を解釈しているのは、太陽が昇ってくるのを見れる場所という意味である。
さて、本題に戻るが、このヒタチマイマイの特徴は、中大型の比較的扁平なカタツムリで、横の帯紋様とほぼ垂直に交わる火炎彩もしくは虎斑と呼ばれる特徴を持っているところである。
この上のような特徴や茨城で見つけた事実を重ね合わせた時に、やはりヒタチマイマイという種に断定して良いのかなと思う。
最後に、その場所に居たヒタチマイマイ数匹を、産卵させる目的で、持ち帰って飼ってみることにした。
私が子供の頃は、こうした大きめのカタツムリをよく見かけたものだが、最近はめっきり出会わなくなった気がする。理由は、如何に?