イネクロカメムシ 成虫

イネクロカメムシの投稿をしようと思う。同時、昨年の4月にイネクロカメムシとして投稿している種が、オオクロカメムシだと確信したので、そちらの投稿も早急に修正しようと思う。

数日前に、近隣の田園地帯で見つけたイネクロカメムシの写真は以下である。

イネクロカメムシ。体長は1センチ程度である。稲の害虫と捕らえられているカメムシである。

かなり間違いやすい種にオオクロカメムシという種がいると思うが、間違い易い原因は、見た目だけでなく、生息場所も被っているからだと思う。

初めて、田んぼ周りにいるこれらの黒っぽいカメムシ達を認識してから、自分なりに少しづつイネクロカメムシと思しき個体群とオオクロカメムシとと思しき個体群の違いみたいなものを見出だせてきた気がする。

以下に、イネクロカメムシ目線で、その違いをまとめてみる。

✳️イネクロカメムシは、シーズンを通して見かける気がする。

✳️イネクロカメムシの方が、少し艶がある感じで、小綺麗である。一方、オオクロカメムシの方は、泥を纏っている印象である。

✳️これは主観になってしまうが、イネクロカメムシの方が微妙に小さい気がする。ただ、ヒメクロカメムシという種もいるようなので、混乱する。

✳️ イネクロカメムシの方は嘴の先端が割れていないが、オオクロカメムシは割れている。

ざっと、以上のような感じであろうか。

とにかく、2種とも、越冬中と思われる春先には、田んぼ周りの障害物の下にじっとしているのを、よく見かける。

スグリゾウムシ?

最近、近隣の草むらで見かけて写真に撮っていた。

写真は拡大してしまったが、体長6ミリぐらいのとても小さな昆虫である。

現場でも見た目から、ゾウムシっぽいなとは思っていたので、ゾウムシの仲間を調べたところ、スグリゾウムシという種が浮上して来た。

ただ、スグリゾウムシにしては、この種の特徴と書いてあった腹部の2本の横線が見えない気もする。

さて、このスグリゾウムシの食草は多岐に渡るようで、そのうちの一つにマメ科の植物もあったが、この写真のゾウムシが齧っている葉も、マメ科のカラスノエンドウか何かに見える。

モンオビオエダシャク 成虫

先ほど、スモモキリガの投稿をしたが、その際に、「中型の地味なシャクガ」と表現していた蛾の名前が判明した。未投稿であることも分かったので、投稿してみる。

名前は、モンオビオエダシャク。開張サイズで3センチ弱の蛾である。

幼虫の食草は、モチノキ科のイヌツゲ。イヌツゲとツゲの違いが分からないが、ツゲは近隣の多くの家に生垣として、また公園等の公共施設のエッジとして普通に使われている低木である。

4月、5月辺りをメインに出現する蛾とのことである。