この蝶は、ちょうど1ヶ月ぐらい前に、一番近い山系の裾野で見かけて写真に撮っていた。
大きさは、開張3センチ弱ぐらいだった。西日は当たってたものの、随分、茶色がかっているなとは感じていた。
現場でも、ミスジチョウの仲間というのは分かったが、既に投稿済みの種と思い、スルーしていた。しかし、過去の投稿を振り返った際に、ミスジチョウの仲間で投稿済みなのは、ミスジチョウのみであり、本種はコミスジという種と分かった。本州だと、年2〜3回発生しているようである。
幼虫の食草は、クズやハギ等のマメ科の植物とのことであり、比較的何処にでもいるとの事だが、近所近隣で見かけた記憶はない。
この蝶よりも、北方系と思われるミスジチョウは、我家の庭のモミジにも産卵して行った事があるので、身近な生息を確認している。
さて、このコミスジは、日本では、北海道から屋久島、種子島迄は生息しているが、トカラ列島以南の南西諸島にはいないとの事である。海外では、亜寒帯のシベリアから、熱帯のインドシナ半島まで生息している模様である。
因みに、リュウキュウミスジという凄く似た種が、沖縄本島や石垣島にはいるとの事である。