キマエホソバ 成虫

5月25日に我家の外灯に寄って来て、写真に納めていた蛾の紹介をする。

日が少し経ち、記憶が曖昧になって来ているが、体長で 15ミリ〜20ミリぐらいのサイズだったと思う。

調べていると、似た種類にキシタホソバという種が存在したが、本種キマエホソバの方が、前翅の縁の黄色部分がハッキリ太い感じはする。

このキマエホソバの幼虫の食草は、地衣類、所謂コケである。

この時の一回以来、家の外灯下では見かけていないが、我家の庭で成長してきたものと思われるので、そのうち、このキマエホソバの幼虫を突き止めれればなと考える。

ちなみに、庭で過去に見かけたヨツボシホソバ(同じヒトリガ科に属し、同じく地衣類を餌にしている)の幼虫が、このキマエホソバの可能性がないかと詮索したが、どうも2種の幼虫には、ハッキリとした差異がありそうである。

ヨツボシホソバ 幼虫 成虫

昨日は、朝方に結構な雨が降った。天気予報では、雨は次第に上がる予報だった。そして、天気予報通りに雨が上がった後は一転、突き刺すような陽射しが、雨がもたらした地表の水分をみるみる蒸発させていた。

そんな昼下がり、寸暇を惜しんで庭の草むしりをしていたところ、この蛾の幼虫が目に付いた。一瞬は、保護色で気が付かず素通りしたが、2度3度と同じ場所を通っているうちに、その存在に気が付いた。

毛が長い印象から、ドクガ科の路線と背中の突起の感じからヒトリガ科の路線で調べ始めたが、意外とアッサリとヒトリガ科のヨツボシホソバと言うことが判明。

さて、このヨツボシホソバという蛾の幼虫の餌は、樹木に付着した地衣類らしい。ちなみに、この蛾の分類は、コケガ亜科なのだが、コケガを漢字で書くと苔蛾。コケガの意味が繋がった。


以下は、2019年9月13日追記

さて、本日、仕事先で写真に収めた蛾の成虫が、ヨツボシホソバの成虫と判明したので、ここでその成虫になった蛾の写真を投稿することにする。

全長2センチぐらいのサイズだった。写真の個体は♂である。♀の方は、オスと違い全身オレンジ色で、前翅にそれぞれ黒い小さな点が二つづつある。ただ上の写真のように翅が重なっていると、その黒点の一つが下に隠れる形で、黒点は三つしか見えないことになる。

また、メスの写真が撮れた時には、再度投稿してみたいと思う。


2020年8月22日追記

♀(メス)の写真が撮れたので、約束通り投稿したく思う。近所の小学校の体育館で見つけた。