ちょうど1週間ぐらい前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。
光の当たり方によっては、こんな風に見えるというのが分かる写真を、もう一枚。
さて、大きさは、前翅長7ミリぐらいだったと記憶している。
種名はというと、なかなか正解に近付けないでいた。ただ、最近、下唇髭が明らかに牙のように反り返り、このような形状の蛾達は、マルハキバガ科の蛾達であるという知識は付いていたので、マルハキバガ科を当たると、ウスオビヒメマルハキバガとして巷に認識されている蛾が、可能性が大であることに行き着いた。
実際に、私の撮った写真とほぼ同じ紋様パターンのものを、ウスオビヒメマルハキバガとして紹介されているサイトも複数見かけた。ただ、首回りに黄色さの無い個体の写真で、他の位置の紋様のパターンがほぼ同じものも、ウスオビヒメマルハキバガとして、多数紹介(学名は、Acryptolechia sp. 2013の事が多い)されているのも事実である。二パターンとも、首元の黄色い紋様があるか無いかの違いぐらいである。
と同時に、ウスオビヒメマルハキバガには、学名が存在していないことも知った。上のタイトル上のPeriacma sp. は、Periacma delegataMeyrick, 1914=スジモンキバガの一種みたいな意味合いである。
きっと、これから、しっかりと整理されていく種達なのかもしれないので、私達に出来ることは、しっかりと習性や分布に繋がる事実を観察し続けていく事なのかと思う。