キオビベニヒメシャク 成虫 Idaea impexa impexa (Butler, 1879) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

私にとっては、お馴染みの蛾であり、時々見かける蛾でもあり、既に2年前の5月終わりにも、投稿済みの蛾であるが、今回、我家の外灯下に現れて、しかもアップの写真が撮れたこともあり、再投稿しようと思った。

大きさは、開張で17ミリぐらいではなかったであろうか。

種名は、キオビベニヒメシャク。

この蛾の特徴は、その小ささと、太めの縁取りだと、私は思う。

幼虫の食草は、一般的に、知られていないと言われる一方で、タデ科のミゾソバやイヌタデとも言われている。

この蛾を時々見かける森で、考えると、取り敢えず、タデ科のハナタデかなと類推する。

国内では、本州以南から九州まで生息している蛾である。中国東部や朝鮮半島にも居ると思われる。

アシブトチズモンアオシャク 成虫 Agathia visenda curvifiniens Prout, 1917

最近、近隣で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長16ミリぐらいだったと思う。

種名は、アシブトチズモンアオシャク。似ている種に、チズモンアオシャクがいるらしいが、上の個体は、アシブトチズモンアオシャクだと思う。

幼虫は、キョウチクトウ科のテイカカヅラなんかを好むとのことである。自然下だと、何に該当するのかは、ちょっと検討が付かない。

この蛾は、国内では西日本に、国外では台湾に目撃報告が多く、南方系の蛾のような気がした。

ちなみに、種名のアシブトは、雄の後脚に毛束が有り、太く見えることからと書いてある紹介を読んだ。

ウスアオヨトウ 成虫 Polyphaenis subviridis (Butler, 1878)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、前翅長18ミリちょっとぐらい。

ヤガ科ヨトウガ亜科のこの手の蛾達は、正直、種の特定が困難で、お蔵入りになっている写真も多く持っているが、今回は、種の特定まで辿り着いた。

ウスアオヨトウだと思う。

幼虫の食草は、イボタノキとのことである。

この蛾は、北海道では、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている蛾である。

国内の生息地は、北海道から九州まで。海外は、ちょっと分からなかった。