クロハナコヤガ 成虫 Aventiola pusilla (Butler, 1879) 2

最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた蛾である。

大きさは、前翅長10ミリ弱。

種名は、クロハナコヤガ。

幼虫の食草は、地衣類との事である。

昨年8月に既に投稿済みの種であるが、今回は大きく寄った写真が撮れたので、改めて再紹介しようと思った。

国内は、北海道から九州まで……国外は、ロシア南東部。この位置関係を俯瞰していくと、朝鮮半島にも生息してそうな気はする。

ツマグロナミシャク? 成虫 Xanthorhoe muscicapata (Christoph, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長11ミリぐらい。

止まり方から小さめのナミシャクなんだろうなとは思った。調べたところ、自信が持てないのも認めるが、ツマグロナミシャクなのではと思う。

ネット上の画像でも、色彩の変異が多いのは分かったが、その中でも、上の個体は、シンプルに地味な色合いに色彩変異した個体なのかなと思う。

幼虫の食草は、キンミズヒキやキツリフネと書かれている情報が多かったが、キンビズヒキは、近所の林に行けばあると思うが、キツリフネなる植物は見たことがない。一歩下がって、ツリフネソウとしても、近隣だと山に行かないとないかもしれない。

この蛾の国外での生息域としては、ロシア南東部から朝鮮半島にかけて、そして、中国北東沿岸部辺りなのであろうか。

キマダラアツバ 成虫 Lophomilia polybapta (Butler, 1879)

昨晩に引き続き、今晩も、蛾を始めとした昆虫達が、我家の外灯下に殆ど現れない日である。ただ、この傾向は、我家の外灯下だけでなく、昼間にチェックする他の場所も同傾向にある。きっと、気温が低いせいと思いたいのだが……。

そんな中でも、先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長10ミリちょっと。

腹部を持ち上げて止まる姿が特徴的だが、種名は、キマダラアツバ。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやコナラやクリ等との事である。

海外での生息状況の情報は、殆ど無かった感じである。韓国にはいる模様。国内は、関東地方南部が北限のようである。