ミジンキヒメシャク? 成虫 Idaea trisetata (Prout, 1922)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、とても小さく開張サイズで14ミリぐらいしかなかったと思う。

種名は、ミジンキヒメシャクかなと思うのだが、正直なところ、小さなヒメシャク達の種の正確な特定にあたっては、誰もしっかりとした絶対的な根拠やデータ(情報)を揃えきれていない世界なのではないだろうか。

同じような紛らわしい別種達に、何回も出会い、生息環境や出現時期や、外的特徴のデータを、分厚く集めて、時間をかけて、種の特定の要素に根拠を積み重ねていくしかないと思う。

一応、幼虫の食草は、枯葉らしい。

トビスジアツバ 成虫 Herminia tarsicrinalis (Knoch, 1782)

ちょうど1週間前の晩に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で10ミリちょっとぐらいだったのではと思う。

種名は、トビスジアツバ。2年前の5月始めに投稿済みであるが、今回、鮮明なな写真が撮れたので、再投稿している。

幼虫の食草は、枯葉である。

この蛾を、紛らわしい種と見分けるポイントとしては、個人的には、外横線の両端の起点にある黄色い小点を見るようにしている。これがあれば、トビスジアツバだみたいに……。

さて、この蛾は、北海道から九州までだけでなく、シベリアから中国南部まで東アジア全般に生息しているらしい。そして、遠くヨーロッパにも。

こうなって来ると、この蛾が、似たような紛らわしい種の原型とも思いたくなるが、もうちょっと深く追ってみようと思う蛾なのかもしれない。

ニセシロフコヤガ 成虫 Sugia erastroides (Draudt, 1950)

数日前に我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長13ミリぐらいだった。

種名は、ニセシロフコヤガ。幼虫の食草は知られていないとのことである。

過去に、2回投稿しており、今回で3回目であるが、写真の精度は回を追うごとに良くなっていると思う。

この黒いシックな出立は、その年の1回目の羽化個体の特徴であり、2化目は、赤茶色ベースになる(体型も少し小型になる)ようである。どうして、そうなるのか知りたいと思うのは、私だけであろうか?