アヤモクメキリガ 成虫

最近、とある場所の壁に、この蛾が止まっているのを見つけて写真に撮った。

このとある場所は、前日も車で通りかかったのだが、走る車窓から壁に細長い蛾っぽい物体が止まっているようには見えていた。しかし、壁の塗装がささくれたもののようにも見えていたし、そもそも、ほとんどの方は、壁のそんな小さな物体の存在にすら気が付かないと思う。

しかし、翌日に、偶然その場に停車した際に、やはり、蛾であった事を確信して、写真に撮ったのが、下の一枚である。その個体は、少なくとも、1日は同じ場所でじっとしていたことが窺える。

大きさは、前翅長で、25ミリぐらいだった。

形から、直ぐに、モクメキリガという名が付く蛾達であろうとの予測が立ったが、調べたところ、アヤモクメキリガが、一番有力であるかなとの結論に至った。

ちなみに、アヤモクメキリガの幼虫は、数年前に見かけて写真に撮り、ブログに投稿しているので、是非、そちらの投稿もご覧いただければなと思う。

さて、似た種はそれほど多くなく、他に、キバラモクメキリガ、ヒロバモクメキリガ、ハネナガモクメキリガぐらいであろう。

これらのモクメキリガと名に付く蛾達の特徴として、10月11月に成虫が出現して越冬して、3月4月ぐらいまで見かけれる種類のようである。まだまだ寒い今の時期に見かける事ができたのも頷ける。

オオトビモンシャチホコ 成虫

近隣で11月の頭に撮っていた蛾の種名が判明したので投稿してみる。

大きさは、前翅長2センチちょっとぐらいだったと思う。既に亡くなった個体であるが、触角の雰囲気がシャチホコガの仲間っぽいなとは感じていた。

秋も深まった頃に生きている蛾は、数も多くないので、“秋に見られる蛾“というフレーズで検索すると、大抵は種名に行き着ける気がする。

そして、今回も、オオトビモンシャチホコという種に行き着いた。

幼虫の食草は、ブナ科のクヌギやクリやコナラ他との事である。

そして、幼虫の写真を見てピンと来た。今秋、ツマキシャチホコの幼虫が所々で大量に発生していた頃に、雑木林で単独で見かけたツマキシャチホコの幼虫にそっくりの幼虫を見かけたのを思い出した。その時は、なんとなくツマキシャチホコの幼虫とは違う気がすると感じたのだが、無理矢理、ツマキシャチホコの幼虫だよと自分に言い聞かせていた。

もしかすると、それが、このオオトビモンシャチホコの幼虫の可能性がある。目下、その時、撮った写真がどこに埋もれているか探索中である。

エゾギクトリバ 成虫

今しがた、我家の外灯下に来ていた蛾である。

トリバガの仲間は、たまに来ているが、翅の中央辺りの明らかな斑が印象的だったので、調べてみたところ、エゾギクトリバという種であり、私のブログ未投稿である事も分かった。

大きさはこの姿で横に15ミリぐらいではなかったであろうか。

幼虫の食草は、キク科植物全般とのことである。7月から10月ぐらいに現れる蛾である。