ニジュウシトリバ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

個人的に、実際は、どんな出立ちなんであろうと興味があったので、出会えて嬉しかった。

大きさは、前翅長で8ミリぐらい。種名は、ニジュウシトリバだと思う。

ここで、この蛾の種名のトリバは、なんとなく意味が分かるのだが、ニジュウシの方の意味が連想出来ないでいた。しかし、ネット上の情報でニジュウシの意味が理解出来た。ニジュウシは、二十四であり、これは、この蛾の前翅と後翅にそれぞれある6本の枝骨みたいな部位の合計数を意味している。

幼虫の食草は、スイカズラ科スイカズラ。スイカズラは、我家の敷地内にも人知れず生えて来るし、近隣近所に普通に生えている蔦植物である。

ベニシマコヤガ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

大きさは、ハッキリ覚えていて、目測で前翅長8ミリと言ったところであった。

一見シャクガのような止まり方と、触角の出方と頭部の形から、ヤガ科のコヤガの仲間であろうとの予測は立ったが、調べたところ、やはりベニコヤガ亜科に属するベニシマコヤガという蛾であることが分かった。

幼虫の食草は、地衣類(苔)とのことである。

キボシアツバ 成虫

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

雰囲気がヤガ科のアツバの仲間を醸し出しているので、ネット上の図鑑的なページを拝見させて頂き、アツバの仲間を片っ端から当たるが、巡り会わず。

こうなったら、“翅先がかぎ状の蛾“で検索するも現れず、それなら、“翅先がかぎ状のアツバ“で如何だと検索すると、奇跡的に瓜二つの蛾の写真を幾つか見つけることができた。

名前は、キボシアツバ。大きさは、私が見たものは、前翅長1センチ弱ぐらいだったと思う。

幼虫の食草は、クズやヤブマメとの事であるが、どちらも近隣近所で猛威を振るっている強健な植物である。

この食草となる植物の一般さからすると、このキボシアツバの数は少なめな気がする。私は、初めて出会った。

ところで、この蛾のかぎ状になった翅先から伸びる流線型の外縁のラインといい、金色(黄色?)の頭部や横筋、それに対となる二つの紋が良い感じのアクセントとなり、フォルム的にも色彩デザイン的にも、私的にはクールなかっこいい蛾に感じる。

同じ科や亜科でも、種類によって微妙に違う蛾のフォルム、どのような目的で変化や進化して来たのだろう?最近は、そういうのも気になり始めた。