チャオビヨトウ

9月13日に、仕事の昼休み時に散策した森で写していた蛾の名前が、先程判明したので、投稿しておくことにする。

体長2、5センチぐらいで大きくもなく小さくもない蛾だったのを覚えている。

幼虫の食草は、カナムグラとの記事をネット上で見つけたが、正しいのではと思いたい。実際、この写真の蛾が止まっているのは、カナムグラの葉である。

ツマアカシャチホコ(幼虫)(つくば市中部)

先程、仕事先で、1メートルぐらいの高さのセイヨウハコヤナギ(ポプラ)の苗木の葉が丸まっているのが目に留まり、何が入っているのか好奇心で、1個だけ開いてみた。

こういう巻いた葉を開いてみても、何も居ない事も多いが、今回は、こんな幼虫が出てきた。

頭が大きくズングリしているけれど、ツマアカシャチホコのまだ若い段階の幼虫である。

決め手は、ツマアカシャチホコの幼虫がヤナギ科の植物に、1匹1匹巣を作るという習性である。完全に合致している。幼虫の紋様や色彩も、個体差が少ないのか、ネット上に出てくるツマアカシャチホコの幼虫の画像と、細部にわたるまでほぼ合致する。

ツマアカシャチホコで、間違いないと思う。

オビガ(成虫)

8月の頭に家の近所の小学校の体育館で写真に撮っていた蛾の名前が、2ヶ月近く経った今、判明した。

日本固有種(?)で、科に属する種類が、この1種類しかいないオビガという蛾である事が分かった。

オビガの名の由来は、上の写真でも分かるように、前翅後翅を横に貫く形の線を帯になぞらえたのかなと思う。幼虫は、ハコネウツギやスイカズラの類に寄生するらしい。

さてさて、このオビガが、同科1種という事実を知ったときに、と言うことは、このオビガの色彩や紋様も多岐に渡るのではないかとの予測がついた。案の定、ネット上で、このオビガの画像を見ていくと、横に貫かれる線以外は、色合いも細部の紋様も様々なオビガに出会う事になった。

そして、他の科の蛾達に目を向けた時に、サイズの違いはともかく、微妙な紋様の違いで別種や亜種に区分されてる蛾の仲間達も多い気がする。

この違いって、何なんだろう?最近、こういうところが気になり始めた。😊