ウンモンクチバ?(成虫)

この蛾も、近所の雑木林の準レギュラーみたいな蛾である。

印象としては忙しない。他の蛾達が、木化けに自信があるのか、懐中電灯で照らして、カメラ(スマホ)を近づけても、微動だにしない個体が多いのに、この蛾は異変を察知すると飛び去ったり、翅をパタパタして樹液上を移動したりと、なかなか良い写真が撮れない。雑木林に暗い色の蛾が多いなかで、あくまで私の主観であるが、比較的明るい色の我が身の目立ち度合いを自意識してるのか如くに、落ち着きがないように感じる。

なんとか写した一枚が以下の写真。

念のため、もう一枚あげておく。

さて、この蛾の名前なのだが、似た種に、ニセウンモンクチバ、オオウンモンクチバ等が居るのだが、どれも微妙な違いに見えて、私には区別できない。

種の名前を正確に断定することも、可能なら重要な事だが、近所の雑木林の樹液に、こんな蛾が来ているとの情報を投稿する事も意義がある事だと思う。

ということで、この蛾は、取り敢えず、ウンモンクチバであろうということにしておく。

タケカレハ(幼虫)

昨日は、仕事が休みだったので、のんびりと庭の草むしりをした。そんな草むしりの最中に発見。発見場所は、ドクダミ、ヤブガラシ、エノコログサ他が密生する雑草群。近くの2メートル離れたところには、現時点で種名の分からない中型の樹高の竹が生えてはいるが、発見した場所には、青々(緑々)としたタケやササの類は生えていない。

まあ、そんな前段は、さておき、数ヶ月前から庭に居る生き物を紹介するブログを始め、とりわけ蛾の幼虫達にはレギュラーとして大活躍して貰っている身としては、この派手で大きいタケカレハの幼虫には出会いたがっていたのは本音である。ゆえに、庭で発見した時には、心の中で、「よっしゃ。」と呟いていたのも本当のところである。

早速、素手で掴み、平らなところへと置き、写真を撮ろうとするが、思ったより逃げ足が速い。その時撮った写真が以下のようなものである。

完全防御態勢で丸まった姿が以下のもの。

幼虫が好む食草は、竹や笹、ススキやヨシとのことである。後で知った事だが、頭部と尾部に毒毛針を持ってるらしい。

知らないで、胴体の真ん中辺りを掴んで素手で移動させたが、運良く刺されなかっただけか…

クビクロクチバ(成虫)

昨晩の近所の整備された雑木林の散策で写しておいた蛾の種類が分かったので、投稿する事にする。

比較的大きめの蛾の印象。名前の通り、首回りが黒いのが見て取れる。

似た種にナニワクロクビクチバとヒメクロクビクチバが居るとの事だが、ハートマークみたいに見える紋様の上に極小の黒点が有るのが、このクロクビクチバの特徴のようである。ナニワクロクビクチバは、その極小の黒点の所が白点になり、ヒメクロクビクチバは、このクロクビクチバの半分ぐらいのサイズという事である。

また、幼虫の食草は、カヤツリグサ科やイネ科の植物との事である。

私が、ここのところ出かけている近所の雑木林では、滅多に見ない蛾である。ちなみに、その雑木林の蛾生息数(目に付く数)ランキングは、第1位は、文句無しコシロシタバ、第2位は、同率でキシタバフクラスズメ、第3位も同率で、オニベニシタバとウンモンクチバと言った塩梅であろうか。