コスズメ(幼虫)

先ほど、同じスズメガ科のセスジスズメの投稿をしたので、続けて同じ科のキイロスズメの投稿をしてみる。

昨年の7月11日に我家の庭で捕獲した幼虫を写したものが、以下の写真である。

昨年は、この大きなスズメガの幼虫の名前を断定するまでには至らなかった。理由は、この手のスズメガの幼虫は、同一種であっても個体群によって、褐色型だったり、緑色型だったり、又は、文様や色の変異が多く、パッとスパッと種を断定するのが難しかったからだ。

ただ、今年は、もう少し時間をかけて、色々な写真を見比べてみたところ、昨年、我家で捕まえたこのスズメガの幼虫は、キイロスズメの褐色型であろうと断定してみた。少し自身が無いのも認めつつ………


2019年9月14日追記

そして、この自信の無さは、この投稿を書き換えている2019年9月14日現在、的中していたのが分かった。この写真に写っている幼虫が、キイロスズメでは無く、コスズメの幼虫であると気付くに至ったのである。ゆえに、以下は、これまでに書いたこの投稿への修正・加筆になる。

先ず、同じ時期(2018年7月11日)に庭で見つけたセスジスズメの幼虫と比べると、終齢幼虫のサイズは同サイズだが、このコスズメの幼虫の方が、セスジスズメの幼虫より、皮膚の表面がつるつるしている感じがするのと、眼状紋という目のような紋様が、セスジスズメの幼虫の場合は、尻尾の方までずっと存在するのに対して、このコスズメの幼虫の方は、頭部の方に、はっきりとしたものは、3個(小さいもの含めるともう少し多くなる)しか存在していない。

この辺りを理由に、我家の庭で見つけたスズメガの幼虫は、コスズメと断定したい。どんな植物上で見つかったかも手がかりにしたかったが、残念ながら、全くもって思い出せない。

因みに、コスズメの幼虫の好む植物は、ブドウ科のノブドウ、ヤブガラシ、ブドウや蔦類、他には、アカバナ科のマツヨイグサ、メマツヨイグサ等らしい。確かに、我家の庭にはヤブガラシが凄く生えてくる。


以下2019年7月1日追記(直前の追記と順番が前後しているが、この時点では、まだ以下の写真の幼虫をキイロスズメの幼虫と思っていた。)

一昨日、玄関前のポーチに、とても大きな蛾の幼虫のものと思われる幾つかの糞を発見。絶対、大きな蛾の幼虫がいるに違いないと、頭上の木を見上げて探すが、見つからない。

ただ、近くの地面付近のヤブガラシの葉を、凄い勢いで食べているこの幼虫を発見。葉の無くなったヤブガラシの茎を伝ってみると、糞は、この幼虫のものと断定出来る。昨年は、上から撮った写真しかなかったので、今年は、横からの写真も撮ることに成功。コスズメの幼虫だね。

セスジスズメ

今年はまだ出会っていないが、昨年の夏のジリジリと照り付ける日差しの中、庭の草むしりをしていた際に、私の目を楽しませてくれたのが、この大きなイモムシだった。

ビロードちっくな黒肌に、ビビッドな黄色やオレンジの眼状紋を備えたセスジスズメの幼虫。

緑や茶色の保護色はまとわず、黒地に派手な沢山の目。とにかく、イモムシ嫌いの人達には、大きさといい、視覚的効果といい、インパクト大なイモムシなのではないかな。

やはり、この目に見える模様は、蛇の目かなんかを意識した擬態なんだろうね。正直、私も、突然対峙した時、この手の幼虫には少しひるむもんね。

さて、セスジスズメの幼虫の好物は、ヤブガラシ、ノブドウ、ホウセンカ、サツマイモ、サトイモの葉っぱ他。もちろん、我家で見つけたセスジスズメの幼虫が食べてたのは、ヤブガラシ。厄介な雑草を食べてくれてる分には、有難いよね。過去に、義父の畑に、サツマイモの苗を沢山植えて、秋に収穫しに行った時にも、こいつらが沢山付いていたのを、懐かしく思い出した。

下の写真は、昨年の8月の終わりに、近所の小学校の校庭で撮ったもの。これが、セスジスズメの成虫だったのか。今、繋がった。


2019年7月1日追記

昨日の夕暮れ、庭の芝生に少し生えてきたヤブガラシに食らいついている幼虫を発見。すぐに、セスジスズメの褐色が強い個体だろうと、種を断定。

一晩、ケースに入れておいて、朝に写真に撮ってみたが、随分と黒っぽくなっている。昨日の夕方は、もっと薄い色だった。と言っても、誰も信じてくれないだろうが……

マメドクガ

先週末の日曜日の日暮れまじかに、子供達と近所の小川や田んぼの畦道を散歩。目的は、アマガエルのオタマジャクシを捕まえる事。

その時に、小川の中から生えている草に付いていたのが、この毛虫。

最初は、セスジヒトリの幼虫と思い、ちょうど写真に収めたかったので、捕まえてみたものの、どうも印象が違う。取り敢えず、写真に収め、家で調べたところ、マメドクガという名前である事が判明。マメドクガという名の通り、マメ科の植物が一応、好きみたい。

小川の中に生えてる草から、ちょうど持ち合わせていた網で掬ったため、頭部から出てる長い毛が片方取れてしまった可能性がある。マメドクガの幼虫さん、スミマセン。

また、毛虫には珍しく眼球が目立つと思い撮った写真が、上の一枚。頭部にポツンと付いている黒い粒は、眼球で合ってるのかな?

因みに、この日の目的であったアマガエルのオタマジャクシの捕獲は、子供達との連携で大成功。数分で、50匹ぐらいを捕まえた時点で、帰路に着いた。

長男曰く、小さな水草が全然浮いていない綺麗に見える田んぼよりも、小さな水草が沢山浮いている田んぼの、風や水流の影響で水草が集まってる場所の下に、オタマジャクシが固まっているとの分析だった。

私も、同じ様に思った。以上。