カシワマイマイ

昨晩、ゴミ捨てついでに、持ち歩いていた懐中電灯で、我家の庭木の一つを照らしたところ、あまりの勢いでムシャムシャ葉や花穂を喰いまくってる生物を発見。

見上げながら、直ぐに、夜空に浮かぶ見覚えあるシルエットは、カシワマイマイなんじゃないかと予想する。そして、捕まえて、写真に収めてみた。ちなみに、この幼虫が食い荒らしていた木は、シャグバーク(shag bark)かシェルバーク(shell bark)か、どちらかは分からないが、私が、ナッツから育てた北米産のクルミの仲間の木だった。

さて、このカシワマイマイは、時に大発生し、森林を食い荒らしてしまい害虫として、捉えられている事実や歴史がある。ただ、面白いのは、大量発生したこの蛾の幼虫も、成長して蛾になる前に、今度は一転、突然、一斉に死んでしまう事が起きる事があるらしい。原因は、カシワマイマイ核多角体病ウイルスというものに感染したり、カビ菌の一種で全滅してしまうらしい。

こんな事実を、キリスト教を熱心に布教してる知り合いやお友達に教えたら、神の仕業ですと格好の説法の材料に使われそうだね。

冷静に考えて、常に、このウイルスは存在していて、幼虫が大量発生してる分だけ、大量死が目に付いてるようにも考えたいが、この辺りの研究も、森林や果樹園の保護のためにも、そして、むやみな農薬散布の軽減に繋がるなら、もっともっと発展して行って欲しいな。

これからの子供達よ、理科の授業や生物の授業に興味を抱き、世の中の役に立つ研究をして行ってくださいという願いで、この投稿を締めるとする。

上の写真は、昨年の同時期に昼間に写したカシワマイマイの幼虫である。

シャチホコガ(幼虫)

我家の庭で、この奇妙な蛾の幼虫を発見したのは、去年の7月の事だった。ゆえに、約一年経ての投稿となる。

この奇妙な虫を実際に見たのは初めてだった気がするが、これまでの人生を生きてきた知識で、シャチホコガと呼ばれる蛾の幼虫なんだろうなという事は想像が付いていた。

名古屋城とかの天守閣の屋根の両端に乗っかってるシャチホコに似ている事からシャチホコガという名前が由来しているんだろうという事は、容易に想像が付くけど、シャチホコというものを知らない人も居るかなと思い書いてみた。

ところで、この写真に写ってるような体勢は、この蛾の幼虫がビックリしてる状態の時なのかな。だって、こんなに仰け反っていたら、葉っぱが食べられないと思った。案の上、葉っぱを食べる時は、上半身の方は、もっと真っ直ぐに伸びる事が、他の方の画像とかを拝見してるうちに分かった。

胸部から、とても長い手足が伸びているのも、他の蛾の幼虫とは随分違う気がする。

好む食餌樹は、クヌギ、ハンノキ、ウメ、サクラ、ケヤキ、カエデ等、幅広いとのことである。ちなみに、我家で見つけたシャチホコガが居た木は、結構大きく育った京の秋というモミジの園芸品種だったね。

セスジヒトリ

毎年、庭の手入れの際に、この毛虫には絶対出くわす。そして、我家の庭には、かなりの数が棲息している模様。

地元育ちで、虫嫌いの妻も、ババ毛虫と愛着を持って呼んでいる事を考慮材料にも入れると、我家周辺の地域には、昔から結構馴染みの深い毛虫なのかな。

そして、今年は、とうとうこの毛虫の正確な名前を突き止めてみることにしてみた。灯取り蛾の一種のセスジヒトリの幼虫だと思うんだけど、想像以上に、ネット上の情報が少ない。

この理由には、棲息地域に偏りがあり、どの地域でも馴染み深い毛虫というわけでは無い可能性も視野に入れたい。

我家で見つかるこの幼虫の特性を以下に書いておきます。

● 捕まえると、丸くなって死んだふりをする。

● 草丈の高くない草類に付いていることが多く、木の高い所とかに這い上って生活してる気はしない。

● 昼間は目立たないけど、夜は庭の芝の上とかを、移動している現場に出くわす事がたまにある。夜行性なのかな。