ニトベエダシャク 成虫 Wilemania nitobei (Nitobe, 1907)

2週間ぐらい前の写真になってしまうが、我家の外灯下に来ていた蛾の投稿をしようと思う。

大きさは、前翅長18ミリぐらいだったと思う。

なんとなく初めて見る蛾のような気がしたのだが、調べてみたところ、ニトベエダシャクと判明。晩秋に現れる蛾とのことなので、時期もピッタリと合う。

ちなみに幼虫の方は、たまに見かける気がするが、成虫は、初めて見かけた。

幼虫の食草は、広食性で多岐に渡るようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。海外の生息分布は、ロシア沿海州、朝鮮半島、中国の一部、台湾で確認されている。

ウチムラサキヒメエダシャク 成虫 Ninodes splendens (Butler, 1878) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長8-9ミリぐらいの小さい蛾である。

ぱっと見、シャクガの仲間であろうと思い、ヒメシャク亜科から当たるが該当種を見付けれず、こうなったらサイズは小さいがエダシャク亜科を当たると、ウチムラサキヒメエダシャクという該当種を見つけた。

このウスムラサキヒメエダシャクの幼虫の食草はエノキとの事である。

生息分布の方は、国内は、本州以南……九州近海まで。海外は、韓国、台湾、中国の東部沿岸部から生息報告が上がっているようである。

最後に、この蛾は、確認したら昨年の4月にも投稿している事に気が付いた。このことからも、年に2回は発生している事が伺える。また、昨年の1回目の発生時の個体の方が、ウチ(内)の部分が濃い色一色に染まっている気がする。この辺りも、それが1化目と2化目の特徴差であるの含めて、ゆくゆくの観察の中から検証していきたく考える。

ウメエダシャク 成虫 Cystidia couaggaria couaggaria (Guenée, 1858)

2日前に、家からそう遠くない場所で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長2センチちょっとぐらいあったと思う。

さて、この蛾は何だっけ?……確かヒロオビトンボエダシャクとかトンボエダシャクとか居たよなと思い、調べてみたが、どうも翅の紋様が合致しない。

最後の路線として、ウメエダシャクって、こんなに上翅が細く尖って見えたっけと疑問に思いながら、ウメエダシャクと照合すると、まさに、上の写真の個体はウメエダシャクということが分かった。

ただ、ウメエダシャクのシーズンも少し前に終わっているよなとも思いながら、ウメエダシャクの成虫って長生きなのかとか、もしかして、今年2回目の個体かと考えを巡らせている自分がいる。

ウメエダシャク自体は、幼虫も蛹も成虫も、かなり目にする蛾である。 近隣のバラ科の梅を筆頭とした似たような木には、目を凝らせば必ずいるし、成虫は、ちょっと半日陰のような林を夕刻や驚いた時に、上へ上へとヒラヒラと優雅に飛んで行く蛾である。数匹が乱舞するする姿は、目で追って見てても楽しめる。

さて、この蛾の生息分布は、国内は北海道から九州辺りまで。海外は、ロシア南東部沿海州に朝鮮半島辺りにもいるようである。