モントビヒメシャク 成虫 Scopula modicaria (Leech, 1897)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだった。

遠目に見ている時は、よく見る白いヒメシャク達の一つかと思っていたが、撮った写真を見返すと、うーん……何か違う気がしてきた。

調べてみたところ、モントビヒメシャクという初めて出会う蛾であることが分かった。似た種にクロテンシロヒメシャクという種がいるらしいが、過去にクロテンシロヒメシャクは投稿済みで、私が2種を比べる限り、2種は違うようには見える。たまたま、両種とも私が違いが際立つ個体に出会った幸運さもあるかもしれないが……。

このモントビヒメシャクの幼虫の食草に触れられているサイトは、殆ど無かった気がする。

分布の方は、北海道から九州近海まで。海外の方は、朝鮮半島とロシア沿海州には生息しているようである。

ギンバネヒメシャク 成虫 Scopula epiorrhoe (Prout, 1935)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12ミリぐらいだったであろうか。

この蛾は、写真に撮ると、上のような極小の小点達が見えるが、肉眼で見る分には、少しシルバーがかった白い色の蛾に見えるはずである。

種名は、ギンバネヒメシャクだと思う。

幼虫の食草は、タデ科のミゾソバが知られている。ミゾソバは、近所の水辺に行けば、いっぱい生えている。

この蛾の分布域は、国内は、本州以南……南西諸島まで。海外は、韓国の南部辺りにはいるようである。

キトガリヒメシャク 成虫 Scopula emissaria lactea (Butler, 1879)

最近、近隣で、この蛾を見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、開張サイズで、15ミリぐらい。

種名は、キトガリヒメシャク。初めて見るヒメシャクである。

さて、この蛾の分布を調べようと、学名でネット検索したところ、情報がほとんど出て来ず、代わりに、Scopula emissaria (Walker, 1861)という蛾の、シノニム(学名違いの同一種)として、現在扱われている可能性を感じた。

ちなみに、同一種とされるScopula emissaria (Walker, 1861)の生息分布は、直ぐにネット上でヒットしてきて、インド南部、スリランカ、タイ南部、オーストラリア北部、カンボジア………そして、台湾、中国東岸、韓国、日本といったような環太平洋の左半分みたいなイメージである。

幼虫の食草は、ちょっと分からなかったが、暖かい地域で育つものなのは間違い無いのかなと推測する。