ヨシツトガ 成虫 Chilo luteellus (Motschulsky, 1866)

もうかれこれ1ヶ月ほど前に撮った写真であるが、この写真に写るツトガを過去に投稿していない事を確認したので、投稿してみる。

大きさは正直覚えていないのだが、前翅長12ミリぐらいあったのではないであろうか。

種名は,ヨシツトガ。

本種を見分ける特徴としては、銀色の鱗粉が筋状になっていれば、本種らしい。上の写真だと分かりづらいが、他の写真だと銀の小点がキラキラと線状に連なっているのを確認している。

幼虫の食草は、イネ科のずばり、ヨシ。

生息分布の方は、国内は、北海道から対馬含む九州まで。海外の生息分布は、ヨーロッパの大陸の西端のポルトガルからロシア東部にかけて、共通して南端の方に生息している模様。

シロツトガ Calamotropha paludella subsp. purellus (Leech, 1889)

1週間ぐらい前に近隣で見かけて写真に撮った小さな蛾である。

大きさは、前翅長10ミリぐらいだった思う。

種名は、シロツトガ。

過去に2回ほど投稿しているが、今回の写真の方が特徴を捉えた大きめの写真が撮れたと思うので、再投稿している。

このシロツトガの幼虫の食草は、イネ科のガマということが知られているが、確かに,この蛾を見かける付近には、ガマが生えている印象はある。

上の写真の個体は、薄いオレンジ色の紋様が見て取れるが、この紋様は、無いものから、もっとクッキリと隆起した感じで見て取れるものまで様々である。おそらく推測だが、最初はクッキリしていたものが、だんだんと生存期間を伸ばしていくうちに、剥がれてボヤけて来ているのではないかなぁとも個人的には思っているが、真相は、私の現在の知識では分からない。(ただ、触角もオレンジ色なのは気になる。)

過去2回の投稿では、触れていなかった生息範囲について、今回は記しておこうと思う。国内の生息範囲は、北海道から九州まで。海外の生息分布の方は、ちょっと分からなかった。

ソトモンツトガ 成虫 Miyakea expansa (Butler, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

一眼見た時に、直感的に、見た記憶はない種と思い、飛び去られないように慎重に近づき、写真に撮った。

見たことがないと思っていても、過去の投稿を確認してみた時に、案外、忘れてしまっていただけで、投稿済みの種のケースも出てくるのだが、今回は、本当に初めて出会う蛾であった。

さて、その蛾は以下の蛾である。

大きさは、前翅長12ミリぐらいあって、決して凄い小さな蛾の部類ではない。

種名はと言うと、ソトモンツトガだと思う。ニセソトモンツトガという種も存在するような情報もあったが、ソトモンツトガ自体が、それほど多くの情報がある蛾ではなく、ニセソトモンツトガになると、殆ど情報は皆無であったので、私は、上の写真の個体をソトモンツトガとして投稿したい。

ソトモンツトガの生息分布は、国内は、本州から対馬含む九州まで。海外は、韓国からの報告はあるようである。

ネット上でも、違う人達からの何種類もの画像がヒットしてくるわけではない事からも、結構レアな種だと思いたい。そのように言及している方もいた。

当然、幼虫の食草も突き止められていないようである。そんな比較的珍しい種に、自宅の外灯下で出会えたのは、幸運だったかもしれない。