数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。
大きさは、前翅長で8ミリぐらいだった。このサイズとこの形状だと、真っ先に浮かぶのはコブガの仲間である。次に、ひょっとしてヤガ科のコヤガの仲間であろうかと続くが、本種は、ヤガ科の元シタバガ亜科に属し、現在亜科未定らしいクロテンカバアツバに酷似していると思った。
ただ、幼虫の食草がバラ科のズミ他との事である。個人的なズミの印象は、栃木県奥日光の戦場ヶ原の一帯で白い小花を満開にする樹木といったところである。
我家の近所だと、リンゴ農家とかが、リンゴの台木にズミを使っているかもしれないが、近隣の平地環境で自然に見かける樹木ではない。
果たして、我家の外灯下に来ていたこの蛾は、何を食べて育ってきたのであろう……。