先月の5月25日に写真に撮っていた蛾の名前が判明したので、投稿しようと思う。撮影場所は、我家の外灯下。
危うく、迷宮入りしそうな流れであったが、変異に飛んだ様々な体色にとらわれる事なく、翅の左右中央辺りにあるクッキリした丸印達に着目した結果、全部同種だろという突破口が見えたのであった。
同じ日に撮った別の個体の写真を以下に。
上の2個体とも、幼虫がネキリムシとして嫌がられがちなカブラヤガであると思われる。
この写真を撮った日の前後数日は、このカブラヤガと思われる様々な色合いの蛾が多数、外灯下に寄って来ていたが、この辺りに、カブラヤガの1回目(?)の発生(成虫羽化)があったものと思われる。
幼虫の食草は、多岐に渡り、列挙するのを控えるが、私が気になるのは、食草の種を限定的にしている昆虫たちもいれば、少数だけどどんな科の植物でも食べれちゃう種類も居る。
この多様食性の習性は、進化の過程で獲得したのか、それともサイコパス的に、突然備わったのか、凄く気になる。
だって、もし後者で、人間の周りの草食性の昆虫達が突然、どんな植物でも食べれるようになったら、周りの自然環境が随分変わるだろうなと思う。ただ、その際には、植物の防御の進化も加速するんだろうな〜。
そんな自然界での攻防に目を向けない人間達。昆虫や植物達よりも偉いとでも思っているのかな。