エゾホソガガンボ?

数日前に、我家の外灯下に来ていたガガンボの一つである。

この手の黒と黄色のガガンボは、我家の外灯下でも近隣の自然下でも時々見かけるのだが、今回のは、明らかにこれまで見かけてきたものより小さい。大きさは、体長で15ミリぐらいだと思う。

それと気になったのは、翅の外縁にある黒点である。こうした特徴から調べて行くと、キイロホソガガンボとエゾホソガガンボという2種が候補に浮上してきた。

そして、大概は、この2種を一緒くたにキイロホソガガンボとして紹介している気がした。

ただ実際の厳密なところは、尾の先の方も黒く、小盾板の所にも黒色の縦状が入っているのは、エゾホソガガンボという種なのではないかとの知識を得た。

小盾板のところに、黒い縦状がなく、尾の先も黒くないものが、厳密にはキイロホソガガンボなのではとの、個人的解釈をするに至った。翅上の小黒点の有無と、2種の関連性に関しては、私的にまだ統一性みたいなものは見出せてはいないが……。

という事で、今から1ヶ月ぐらい前によく見かけていた似た雰囲気のもっと大型種は、これまでキイロホソガガンボと思っていたが、キゴシガガンボという種であると気が付いた。

同時に、昨年、キイロホソガガンボというタイトルで投稿している種も、エゾホソガガンボもしくは、キゴシガガンボのどちらかであろうと思うようになっている。近々、上手い具合に訂正出来ればなと考えている。

マダラガガンボ

昨晩、家の外灯に来ていた。

ガガンボの中では、かなり大きいサイズに入ると思われる。脚は入れない体長で、3センチ以上あると思う。

翅がマダラ状なので、マダラガガンボとタイトルに付けたが、ガガンボの世界は実際のところ研究が未だ未だで、このようなマダラ紋様の翅を持った同サイズのガガンボも、局部的な大きな差異で、今後幾つかの種に細分化されていく事が予想される。

ただ、現段階では、この紋様のガガンボをマダラガガンボとして紹介させてもらった。

さて、このマダラガガンボのライフサイクルの特徴として、ある事実に気が付いた。年に何回発生しているか分からないが、1回目の発生が遅い。

既に、家の外灯に4種類ぐらいのガガンボ(現時点では種未定)が飛来しているが、昨晩初めて、家の外灯や庭に、このガガンボが現れているのに気が付いた。逆に今まで主力であったガガンボ達が、目立たなくなって来ている(種によっては、姿を消している)。

因みに、推測するにどのガガンボも、我家の庭もしくは限りなく近場で誕生して来ていると思われる。ただ、私の家の周りには、台地ということもあり、自然発生的な水場が無いに等しい。人工的な水場も、ぱっと見て見当たらない。偶に庭のタライの水替えとかするのだが、ガガンボの幼虫が出て来たことは無い。

これまで、蚊同じ仲間であるガガンボの幼虫は、水中で育つとばかり思って来たが、やはり土中で育つガガンボの種も沢山いると認識を改めて行こうと思う。

このマダラガガンボの幼虫の餌は植物の根との事であるし、我家の庭の土中から偶に現れる脚のない大きなブヨブヨの幼虫って、こうした大型のガガンボの幼虫の可能性はないかと思い始めた昨今である。

キイロホソガガンボ

小川沿いの土手の菜の花に止まっていた。この場所では、一月ぐらい前にキリウジガガンボも見たことがあるが、明らかに雰囲気(紋様)が違う。

ネットで調べたところ、キイロホソガガンボという種類である事が判明。ただ、生態に関する詳しい情報は、ほとんどヒットして来ず。

体長1,5センチ弱のガガンボとの事だが、ガガンボ類は脚が長いから大きく感じる。