シロオビハリバエ? 加波山 標高400メートル近辺

週末、家族4人で近隣の山に登山に出かけた。

登山なんかするのはいつぶりだろう?ちょっと思い出せないぐらい昔のことなのかもしれない。

標高50メートル辺りから歩き始めて、頂上の709メートルまでの間に、どんな植生の変化や昆虫層が広がっているのか、ワクワクする気持ちでいっぱいで出かけた。

当日は、最高の天気。しかし、歩けど歩けど、思いの外、昆虫達には出会えない。

道中に出会った数少ない昆虫の一つが以下の昆虫である。

大きさは、体長12ミリぐらいだったと覚えている。調べ始める前に、黄色と白を混ぜたような色合いと、お尻の毛の生え方といい、ヤドリバエの仲間(私が比較に思い出したのは、セスジハリバエ)ではないであろうかとの予感はしたが、実際のところ、ヤドリバエ科のシロオビハリバエの一種と分かった。

ヤドリバエの仲間であるから、何かしらの昆虫の幼虫に寄生してライフサイクルを作っているはずだが、果たして何に寄生しているのであろうか?

ネット上で、このシロオビハリバエを調べた時に、山地性というワードは見つけれなかったが、少し標高のあるところにいたのは事実な気がする。(私のまだまだ年数の少ない観察経験のうちでは、平地の近隣では出会っていない種ではある。)

セスジハリバエ

4月9日に近所の里山で写真に収めていたハエ(当時は、ハチなのかハエなのかも分かっていなかった)の名前が判明したので投稿する事にする。

明るい水田の畔に生えていたレンゲソウの葉の上にいた。

セスジハリバエの名前の由来は、背に縦に黒ライン(筋)が入っている➕ハリ(全身に所々刺みたいな細い剛毛が生えているところ)であると思われる。

このハエは、ヤドリバエの仲間なので、幼虫は何かの昆虫に寄生して成長してきたと思われるが、どうも、植物の茎にじっとしていた幼虫は、近くを通った蝶や蛾の幼虫(種は限定されないのかな)に寄生するみたいである。

セスジハリバエから話はズレるが、触角が短いのはハエの仲間であり、長めなのはハチの仲間という事が理解できてきた今日この頃である。