昨日、お昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で見つけた。なんとなくこの形の虫の存在は知っていたが、果たして何の仲間であるかは知らなかった。
大きさは、6ミリ弱ぐらい。根拠は、左隣にアワダチソウグンバイという小さな虫も留まっているが、同じ日に近くで、こちらは定規を充てて測っていた。結果、アワダチソウグンバイが、おおよそ2ミリぐらいだったので、そこから比較すると5ミリから6ミリの間ではと思う。
そして、この少し奇妙な扁平な形をした昆虫が何の仲間かなのかをネットで調べたら、ハムシの仲間であり、その中でもカメノコハムシ亜科(今は、その呼び方は無くなり、トゲハムシ亜科に統一されているとの記事も読んだ)の一種であることが分かった。
そして、このカメノコハムシの仲間は、種類によって食べる食草が厳密に決まっているらしく、この茶色の個体に似たカメノコハムシをネット上で調べたらヨモギカメノコハムシが一番近かった。よって、すぐに自分の撮った写真を見返したら、気持ち良いぐらいにピッタリヨモギの葉の上にいるではないか。
最後にこのカメノコハムシの仲間達は、何故この形になったのであろうとの素朴な疑問が芽生える。
個人的主観では、その平べったい陣笠の中に頭部や脚部や触角を隠して、じっとしていれば、葉の上の染みみたいに思えなくもない。その証拠というか、この昆虫は撮影中に逃げる気配は見せなかった。動いて生物と感づかれるよりは、じっとして、ドロッとした糞や染みになりきっているようにも思えた。
ただ、ここで注意しなければいけないのは、半透明の陣笠のカメノコハムシの仲間達もいると言うことである。半透明だと、うっすらと内部の甲虫の形は見えてしまう。