最近、近隣で見かけ写真に撮っていたカミキリの一種である。
大きさは、体長15ミリぐらいだった。
この手のカミキリで近隣でよく出くわすのは、ナガゴマフカミキリだが、ナガゴマフカミキリよりはずんぐりとしていて、上翅の紋様も違うように見えるし、なんと言っても、上の写真のカミキリには、毛が生えているのが目立つ。
こうして、しっかりと調べてみたところ、カタシロゴマフカミキリという種と判明。
各種紅葉樹やマツの枯木に集まるカミキリのようである。
生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海まで。最近、対馬亜種は、同一種とみなされたようである。
海外の生息分布の方は、ちょっと厳密には分からなかったが、この手のカミキリが属するゴマフカミキリ族は、ヨーロッパから極東アジアまでのユーラシア大陸といったちょっと雑に言い換えると動物地理学的な旧北区には繁栄しているカミキリの仲間のようではある。