ヒメヒゲナガカミキリ

数日前に、テラスに見慣れないカミキリムシが居たので、写真に収める。

このカミキリの第一印象は、カミキリとしては小さめ。触覚が凄く長いように感じるであった。

この印象を基にネットで調べていた結果、ヒメヒゲナガカミキリという事が分かった。

このヒメヒゲナガカミキリは、地域によって、模様に地域差があるようで、私が住む関東地方のものは、小さなつぶつぶ模様のところが黄色味がかっていると紹介している記事に幾つか出くわしたが、茨城県南部の我家の庭に居たものは、白いふうに見えた。

このヒメヒゲナガカミキリの習性や特徴は、広葉樹全般に寄ってくるぐらいの情報しか出てこないで、思いの外ネット上に現れず、このカミキリが、頻繁に人の目に付くカミキリではない事を暗示しているのかなとも類推したい気がする。

こういうカミキリこそ、各地の市民の観察によって、特徴や習性が解明されていく必要のある昆虫のひとつなんだろう。

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2021年5月25日追記

数日前に我家の外灯下で再び見かけた。上の投稿の個体が斑のところが黄色がかっていないと記述しているが、今回の個体は確実に黄色味を帯びていた。

ゴマダラカミキリ

昨日、久しぶりに庭でこのカミキリを見つける。

庭に樹木とかを植えて、愛でてる者達には、厄介なカミキリムシだよね。いや、庭好きの人達だけでなく、ミカン農家とか果樹栽培の人達にも警戒されているカミキリムシのはず。

このカミキリが嫌がられる理由は、成虫の好むものが、生きてる樹木の若めの枝の生皮だったり、幼虫が育つのが生きてる樹木の内部だったり、生きてる樹木に害を与えてしまうところ。

実際に、成虫にかじられた枝は、発見が遅いと、そのかじられた部分より先の部分がかなりの高確率で枯死してしまうし、まだ若い苗木や幼木に、卵が産み付けられ、幼虫が木の中で育ち始めると、その状態にかなり早い段階で気付いて、幼虫の退治をしないと、ほぼ確実に幼木は、風が強い日に、軽い衝撃で、根元から折れてしまう事になる。

我家でも、いい感じに4メートルぐらいの高さに育っていた何本もの木が、このカミキリにやられた事か。シュガーメープルにイタヤカエデに、レッドメープルに普通のモミジ達。シュガーメープルも、イタヤカエデも、どちらもメープルシロップを取る木だし、甘いイメージの木が好みなのかな。

今の土地に引っ越してきて間もない頃に、我家の庭に木を植え始めた頃、何処から現れるのか大発生といってもいいぐらい、昼夜問わず庭で見かけた。

ただ、年々その数も落ち着き、ここんところ成虫の姿をほとんど見かけなくなった。取り敢えず、ホットしている。

とにかく、私にとっては、厄介なカミキリムシ。害虫と言いたい。

ラミーカミキリ

最近、庭いじりの際に、この小型のカミキリ虫が飛翔していることには気が付いていたけど、今回は、余裕を持って、ちゃんと写真に収めてみることにした。

スマホで、調べてみたところ、直ぐにラミーカミキリという名前が判明。ただ、興味深いのは、このカミキリムシは、古来より日本に生息していたわけではなく、幕末から明治初期に、繊維を取るための南蛮からむし(ラミー)という草の輸入と共に、草の幹に入っていた幼虫が成虫になり、西日本を中心に広がっていった環境省曰く、侵入外来生物らしい。(ただ、私の目には、そんなに悪いことはしてないように見えるので、ちゃんとした調査研究無く、イメージで悪者扱いはして欲しくない気もする。)

我が家には、このカミキリの幼虫が好みそうな麻の類の草は生えていない気がする。家の周りにも、見落としがあるかもしれないが、思い当たる草は無い気がする。アオイ科のムクゲの幹も好むらしいから、この辺りなのかな?

このカミキリ虫の本来の生息地は、インドシナ半島や中国南方や台湾らしい。ゆえに、南北に長い日本でも、これまで温暖な西日本を中心によく知られたカミキリ虫だったようだが、最近の温暖化で、このカミキリ虫の北限が上がりつつあるのではと思うのは自然の成り行き。

少なくとも、2019年初夏の茨城県南部に位置する我家の庭では、元気に生息している。