ソボリンゴカミキリ

休憩中の車内から、駐車場の植栽に止まっているカミキリっぽくもあり、ジョウカイボンの仲間っぽくも見える昆虫を発見。降りて、写真に撮ってみた。

ハッキリと体長は、20ミリはあった。

名前は直ぐに分かり、ソボリンゴカミキリというらしい。名前に付くソボは、九州の山奥の祖母地方のソボから来ているみたいである。

元々は、山地のシャクナゲやツツジに寄生しているカミキリのようであるが、そうした地域のシャクナゲやツツジが平地に移植された際に、一緒に移動して来て、平野部でも見られるようになったカミキリとの事である。

確かに、この写真のカミキリが止まっている葉も、ツツジの仲間のサツキの葉のような気もする。

幼虫は、こうした低木の幹内を穿孔する形で成長するので、害虫として捉えられている一面もある。

セミスジコブヒゲカミキリ

最近、近隣の雑木林で見つけていたカミキリである。

紋様の方からは、種の限定に手こずりそうだったので、特徴的な触角の瘤から、ネット検索すると、直ぐに同じ姿をした写真が沢山出てくる。

どうも名前は、セミスジコブヒゲカミキリで合っていると思われる。

上の写真の個体は、体長15ミリぐらいで、正直小さいなと感じた。

少し歩いていると、また似たようなカミキリムシが居た。こちらは、触角を入れない体長で20ミリ以上あったと思う。触角の瘤は一つである。

上の2個体は、別種かなとも一瞬思ったが、実際のところは、最初の触角に瘤が2個ある小さい個体が雄で、触角に瘤が1個しかない大きい方が、このセミスジコブヒゲカミキリの雌なのかなと思う。

このセミスジコブヒゲカミキリの習性として、成虫がアカマツ等に生えるキノコを餌にしているとの記事があったが、確かに、このカメムシを見つけた林には、アカマツが生えている。

ただ、私の知る限り、この赤松は、突如として枯れてしまうことがあり、過去に随分急に本数を減らした時代があったのを覚えている。こうした理由からか、近隣で野生に生えているアカマツって、もうそんなに無い印象を持っている。

言い換えるなら、この投稿の主役であるセミスジコブヒゲカミキリも、アカマツへの依存度が高い種であるとしたら、局地的にしか居ないカミキリなのかなと思う。

キクスイカミキリ

昨日、昼休憩に選んだ場所の近く(小川沿いの畦道)で発見。

個人的には初めて見た気がする。その場で、なんか小さいカミキリムシの仲間の気もしていた。

‘ヨモギ、カミキリ‘のワードで検索をかけてみたところ、直ぐにキクスイカミキリという名のカミキリムシが、ヒットしてきた。

このキクスイカミキリをネットで調べていて知った事実で関心を持ったのは、このカミキリムシがキク科の植物の茎に産卵をする習性があり、産卵された花茎は、花期に届く前に蕾だけつけて項垂れてしまいその茎は枯れてしまうという現実であった。花を愛するガーデナー達からの幾つもの証拠写真が、ネット上に挙がっていた。

うーん。キク科の花とかスタンダードな感じが好きで、敢えて庭に取り入れている私から見ると、かなり害虫だなと感じてしまった。

近所には、菊を育てている農家も多いから、これまた、この人達から見ても害虫のはずである。

取り敢えず、我が家の庭では見た事ないが、見かけたら、慎重に被害状況を見て、我家の庭の宿敵であるゴマダラカミキリと同じ運命を辿ってもらおうと考える。