キマダラミヤマカミキリ

昨晩、家の外灯下に見慣れないカミキリが来ていた。

大きさは、最大で35ミリぐらいと書かれている紹介が殆どなので、そのマックスサイズの35ミリぐらいだったと思う。

一眼見た時に、初めて見るカミキリと分かり、少しはやる気持ちを抑えながら、種名を調べ始めた。

結果、キマダラミヤマカミキリと判明。

成虫は、樹液なんかにも集まり、クヌギ・コナラやクリの木に集まるようである。一方、幼虫の方は、それらの朽木の中で内部を食べて成長するとの事である。

ちなみに、同じ昨晩、二回りぐらい大きいミヤマカミキリという種も、我家の外灯下に寄って来ていたが、このミヤマカミキリの方は、今が旬で、近隣のコンビニでは、灯りに吸い寄せられて来たと思われる個体を、結構目にする事ができる。

ただ、本種キマダラミヤマカミキリの方は、地元で初めて見た種である。(まだ、地元の動植物を意識的に眺め始めて1年そこいらだが……)

一応、東京都は、本種を準絶滅危惧種に指定しているようである。

ミヤマカミキリ

少し前の週末、カロリーゼロのエナジードリンクを購入しようと入ったコンビニの駐車場で、息絶えたこのカミキリムシを見つける。そして写真に撮った。

厳密には、写真を撮った場所は、私が暮らす行政地区から、500メートルぐらい出た所にあるコンビニであるが、人間の地図上には線引きが有っても、昆虫や動物達には関係無い事なので、今回、私が暮らす同じ地区で見つけた昆虫ということで紹介させてもらう。

大型で体表に微毛が生えていて、胸部には横シワが有る特徴。ミヤマカミキリだと思う。

習性としては、成虫はクヌギやコナラの樹液を食す。幼虫期間は、3年程で、広葉樹の中を食害しながら成長する事から、農家さんの大切にしている果樹の樹木自体が幼虫の食害の被害を受ける事が有る。

さて、ミヤマを漢字で書くなら、深山。私が住む地区は、深山とは形容し難いが、深山に匹敵する自然が残っていると誇りに思っても良いような地域なのかもしれない。ただ、目下、昆虫を始めとした動植物の生態などは顧みられずに、開発の手が進んでいる。

人間が生きて生活して行く上で、開発自体は良いと思う。ただ、自然との調和を計算しない開発は、愚かな人達の行動の様に思えて、賛成しかねるのは、私だけなのかな。

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2021年7月19日追記

昨晩、我家の外灯下にもやって来た。

ミドリカミキリ

先日の週末、暑い日差しの中、庭いじりに没頭していると、テラスで洗濯物を干していた妻の悲鳴が。

何事と思い近づくと、テラスに隣接するジューンベリーの木に、何やらうごめく物体を見つけ、ビックリした模様。

よくある事なので、今回は、どんな毛虫にでも遭遇したんだろうと、うごめく物体に目を凝らすと、そこに居たのは、こんな奴だった。

私の記憶では、初めて見るカミキリムシの気がする。とても、緑の金属光沢の美しいカミキリムシ。

幼虫は、クヌギやコナラの間伐材やシイタケのホダ木の中で育ち、成虫は、栗の花やノリウツギやウツギの花に集まるらしい。

我が家には、管理悪く朽木に近いシイタケのホダ木が数本転がってるし、周りのお家には、薪ストーブ用の間伐材が山積みにになってる家もある。また、ウツギ類は無いけれど、我家の庭には、数年前に植えた栗の品種が、急成長して、ちょうど沢山の花を咲かせている。

このカミキリが生息できる環境は、我家の周りには、結構存在してるね。

透明のプラスチックの容器に入れて撮った写真が、少しくすんでる様に思えたので、このカミキリ虫の光沢の美しさを直撮りしようと、外に出したら、数秒で、10メートル以上上空に舞い飛び視界から消えて行った。

また、その美しい光沢を見せに現れて欲しいな。