アカマダラケシキスイ

先ほど、我家の外灯下に来ていた昆虫のひとつである。昨年も来ていた気がする。

大きさは8ミリぐらい。名前は、アカマダラケシキスイと言うらしい。

幼虫は、地面に落ちた梅の実の中で育つようで、我が家に元々植っていた梅の大木から落ちた梅の実の中で育ち上がってきたものと思われる。落下する梅の実の数の割には、アカマダラケシキスイの目撃回数は限られているので、大量繁殖しているわけでは無さそうである。

梅農家は、このアカマダラケシキスイの幼虫の除去の方法として、落下収穫した梅の実を水に長時間漬ける事で、幼虫の除去をしているようである。

ヨツボシケシキスイ

最近、近隣の雑木林を散歩中に、樹液が出ている木を見つけたので、暫し観察してみると、思いの外、様々な昆虫が集まって来ていた。

そんな中に、子供の頃より樹液に集まるカブトムシやクワガタ獲りの際に、少なからず目撃して来ているこの小さな甲虫も含まれていた。

名前は、ヨツボシケシキスイ。子供時代より、カブトムシやクワガタを見つけた嬉しさばかりに気が取られ、このヨツボシケシキスイの存在などは、ほとんど注目して来なかったが、樹液に集まる虫の定番の一種ではある。

この日、樹液が大量に出る場所には、我が物顔でヨツボシオオキスイが沢山集まっていた。ヨツボシケシキスイの方はと言うと、少し離れた場所の微かに樹液が出ているような場所で樹皮の間に隠れている個体が多かった。

ヨツボシケシキスイの大きさの方は、図鑑的なものでは、4ミリ〜14ミリと幅を持って紹介しているものが多かったが、この時、私が見た個体達も少し幅があり、6ミリ〜9ミリの間だったのではないであろうか。

上の写真では、このヨツボシケシキスイの特徴である顎が写らなかったが、その顎で樹液に集まる小昆虫などを捉えているものと思われる。この点は、蛾のボクドウガの幼虫と同じ習性を持っていると言えるのかもしれない。

ヨツボシテントウ

最近、近隣の雑木林で、このテントウムシらしき甲虫に出会った。

拡大した写真だと伝わらないかと思うが、とにかく小さかった。スマホのカメラでは、特徴を捉えた写真は撮れないだろうと思っていたが、写真を見返すと、思ったより特徴を捉えた写真が撮れていたので、投稿してみる。

大きさは、3ミリぐらいだった。ハムシやテントウムシダマシの仲間の可能性も視野に入れて、先ずは、テントウムシの仲間から当たると、直ぐにヨツボシテントウという種が外見的にソックリということになった。サイズの方も、平均3−4ミリと、私が見たものと合致する。

という事で、上の写真の極小の甲虫は、ヨツボシテントウという種であると思う。幼虫も成虫もアブラムシを食べるとの事であるが、下手したら、ヨツボシテントウより大きなアブラムシも少なくないと思う。

ここで、また不安がよぎった。3月に、似たようなサイズの似たようなテントウムシ(モンクチビルテントウ)の投稿をしたが、それと同種の可能性はないかという事である。

そして、過去の投稿を確認してみると、そのモンクチビルテントウの投稿内で、「似た種に、ヨツボシテントウという種がいるが、ヨツボシテントウの黒丸は、もっと小さい」との説明を自らしている事を知った。そして、この点に注意しながら、2種を見比べてみると、矢張り黒丸の雰囲気から、本種はヨツボシテントウで合っていると確信出来る。

ちなみに、私の感想では、ヨツボシテントウの方が、モンクチビルテントウよりも小さい印象は持ったという事は言及しておく。