ウスバカミキリ

昨日、仕事から帰宅後に、子供達を誘って、隣町の整備された雑木林に、カブトムシやクワガタムシを採りに出かけた。

お目当てのカブトやクワガタは、それほど採れなかったが、大きなカミキリムシが居たので、持ち帰り写真に収めてみた。

ネットで調べてみた所、ウスバカミキリという名前が判明。

ウスバカミキリの名の由来は、上翅が薄いところから来ているらしいが、色彩的には薄く見えないが、捕まえた時に気が付いたのだが、本来硬いはずの上翅がペコペコ潰れる紙みたいに脆い印象。この辺から、ウスバカミキリと名付けられているのかなと思う。

このカミキリムシの特徴としては、触角が何か粒々の微粒子をコーティングしたみたいなところが有る。また、上から見た時に、写真のように屈強な牙が見える種類は、ノコギリカミキリ亜科の特徴という事なので、今後色々なカミキリムシを捕まえた際には、注目して観察してみたい。

幼虫は、様々な樹木の中で育つようで、成虫になるまでに2年以上を要するという事で有る。

余談として、このカミキリムシを家に持ち帰る道中、車中で子供達が、虫たちが大暴れしているとの報告とともに、小さなプラケースの中からは、ガサゴソ、ガサゴソと凄い音が聞こえてきていた。と同時に、虫達の脚が、どんどんもぎれてるとの報告も受けていた。この脚を食いちぎっていた犯人が、ウスバカミキリであり、とても凶暴なカミキリムシとも言えるのではないだろうか。

ノコギリカミキリ

昨日、庭の掃除をしている時に、隣家との境界の篠竹の群生の中から、黒い甲虫が勢い良く這い出てきた。

直ぐに、スマホで調べたところ、ノコギリカミキリという名前に行き着く。殆ど瓜二つの種に、ニセノコギリカミキリという種類も居るが、ニセノコギリカミキリの生息圏が、関東以西の暖かい地方を中心にしている点と、ニセノコギリカミキリは、前胸の光沢が、ノコギリカミキリより輝きが無いなどの点で見分けれるとのことである。

捕まえてみての印象は、チャウチャウ、シャウシャウととにかくよく鳴く。あとは、物凄く動き回り、じっと止まってくれることはない。おかげで、ピンボケの写真の中から、使えそうな写真もこの1枚だけとなった。

このノコギリカミキリの名前の所以は、触覚の凹凸がノコギリの歯みたいに見えるところから来ているらしい。確かに、糸鋸の歯みたいな雰囲気を持っている。

幼虫の生息場所としては、針葉樹や広葉樹の朽木となっているが、我家の周りには、立ち枯れしたり、倒れて朽ちている針葉樹は無い気がする。広葉樹の朽木は、椎茸のホダ木の使い古しや、薪ストーブ用の薪とか、結構目に付くので、その辺りで発生しているのかな。

可愛いカミキリ虫でも無く、お洒落なカミキリ虫でも無く、私の中では、カッコいいカミキリ虫という印象の部類に入るカミキリ虫かな。