マメコガネ

取り敢えず、さっき仕事の昼休み中に見つけて写した小さなコガネムシの一種の写真を、忘れないうちに投稿しておく。何処にでも居る昆虫の気がするが、我が家の近所で、確実に見つけるまでは、()の形で、最初に見つけて写真に納めた場所をタイトルに記しておくことにする。

写真だと分かりづらいが、大きさは1センチちょっとぐらい。すぐ近くには、交尾中の他の2匹も居た。

成虫は、主にマメ科の植物の葉を食べるみたいだが、他の植物も同じように食害する。幼虫は、植物の根を食べて成長する。芝生の根なども好きみたいなので、ちょっとあらゆる人間に嫌われてしまう要素は持ってる昆虫。

ところで、このマメコガネは、1900年代初頭に、アメリカへと意図せず移入されてしまい、天敵の居なかったアメリカでは、爆発的に増え、農作物に甚大な被害を与えてしまった事がある。そして、現在も、このマメコガネの脅威は、突発的に続いているようである。近年では、ヨーロッパへも進出してしまっているらしい。

北米での呼び名は、ジャパニーズ・ビートル。

因みに、アメリカに、天敵が居ないって、どういう事なんだろう?こうした明らかに害虫として扱われている昆虫は、真の生態や習性や、自然界でのバランス関係等、どんどん貪欲に研究されるべきだと思う。

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スジコガネ

昨日、近所の里山を散歩中に見つけた。

第一印象は、とにかく金属光沢が目立っていた事と、雄の特徴である触角のフサフサと、上翅に明白な筋が見えた事である。

家に帰って調べたところ、スジコガネと断定した。微妙に大きいサイズで、オオスジコガネという種類も居るらしいが、現段階では、どちらでも構わない。

習性としては、卵から成虫までに3年かかるらしい。成虫の食べる物は、針葉樹の葉っぱ。ゆえに、杉や檜の造林地では、時に大量発生した時に害虫として扱われるコガネムシの種類。

近隣の針葉樹の造林地が、ソーラー発電を筆頭に、どんどん伐採開発されていく昨今、少しづつ減少して行く運命のコガネムシなのかな。

ヒメコガネ

小学校の体育館の床に居た甲虫。少し小さめな身体つきから、ヒメコガネではと思う。このヒメコガネは、体色にバリエーションがある事でも知られている。

このヒメコガネの成虫は、植物の葉を色々と食べるとの事で、野菜を作る農家さんからは、害虫として捉えられている昆虫のひとつ。

そして、私が今回注目したのは、このヒメコガネの幼虫が好むのが、針葉樹の根という事実である。この甲虫を見つけた所から殆ど離れていない場所に、サワラかヒノキの林が、確かに有る。だからどうしたと言われそうだが、私が何となく掴みたがっているのは、こうした甲虫の活動行動半径である。

もし、そうした針葉樹の林(生活圏)が伐採されてしまった時には、他の理想的な環境まで移動して行けるのかなという疑問(不安?)である。

針葉樹の林が、どんどんと伐採されて、ソーラー施設へと姿を変えるのを見て、少し気にかかけてあげたい生き物のひとつには違いない。