アオオサムシ

出勤途中の道すがら、数メートル先のコンクリートの壁から大きめの甲虫が背中を下に、ぽとりと落ちたのが見えた。

近寄ってみると、この虫が居た。

ちょうど1年ぐらい前より、昆虫を始めとした生物の写真を撮るようになったが、この虫は出会ってみたかった虫のひとつである。

もちろん、理由は、この緑の光沢を自分の目で見たかったからである。

大きさは、体長で35ミリぐらい、しかし自ずと後脚や触角の動きも視野に入るため、もっと大きな昆虫に映る。その大きな身体が緑に輝いているのだから、単純に綺麗だなぁ〜と思う。

ネットで、このアオオサムシの事を調べていて知った事実に、飛翔できない甲虫らしい。この辺は、マイマイカブリとかも同じである。

是非とも、また出逢いたい昆虫である。

オオヒラタゴミムシ

最近、近所の里山の水田回りを散策している時に、ふと道路脇の石をどけてみると、目に入って来る黒い甲虫は、全部これかなと思っている。

最初に爪に泥がいっぱい入っていて汚く見苦しいのをお許し頂きたい。少し前に、逃げ惑うヒメキベリアオゴミムシを掴もうと必死になっていた代償である。

今の私の知識だと、水田周りのちょっと渇き気味の場所の障害物の下にいる黒い小さなゴミムシは、皆これであろうと考えているが、あながち外れでもないような予感はする。

あと、このゴミムシは匂いを出しているか微妙である。掴んでも、それほど指にあのゴミムシ独特の匂いが移らない気がする。

水田の近くなら、今の時期なら、いつでもどこでも出会えるゴミムシの気がする。

マイマイカブリ

本日、午前中、時折、雨がぱらつく中、近所の里山を散策。

いきなり、田んぼの畔に動く物体を発見。近づいて写真に収める。

上から写した写真をもう一枚。

昔は、市街地の家の庭とかでも見かけた思い出があるが、久しぶりに間近で見た。

このマイマイカブリを見つけて嬉しく感じる理由は、このマイマイカブリがメインに餌としているものがカタツムリであるという事実である。言い換えると、付近に餌となるカタツムリが豊富にいる可能性が有る。辺りを見回した時に、直ぐそばにアズマネザサの群落があったが、意外と、こうした場所は、ミスジマイマイヒダリマキマイマイ等の大型のカタツムリの生息場所になっている可能性はある。田んぼの周りの地表にもウスカワマイマイ系の中小型カタツムリは居るが、今回見つけたマイマイカブリの頭が殻口に入るかギリギリのサイズなのではないだろうか。また、マイマイカブリの地域亜種によっては、殻を噛み割って食べる習性があるとのことである。ゆえに、餌とするカタツムリのサイズが小さい地域は、マイマイカブリの首ががっしりと太くなる傾向があるとの記事を読んだが、今回捕まえたマイマイカブリを手に取り、腹側から見た時に、小さなクワガタばりの凄く頑丈そうな顎をしてるのには着目していた。今回見つけたマイマイカブリが、カタツムリの殻を割る習性を持っているかは分からないが、取り敢えず、近所の里山でカタツムリの亡骸は沢山見るが、殻の無傷のものばかりの気はする。

さて、既にお察しのように、マイマイカブリの名前の由来は、カタツムリ(別名マイマイ)の殻口に頭を突っ込み、マイマイの殻を被っているような姿から来ていると思われる。

最後に、マイマイカブリを調べていて、危険を感じると酸性の物質を噴霧するとの記事を読んだが、本日、何も知らずに、マイマイカブリを摘み上げていたが、何も匂いや刺激は感じることは無かった。