クロミャクイチモンジヨコバイ? Exitianus indicus (Distant, 1908)

昨晩、我家の外灯下で写真に撮っていたヨコバイの一種である。

大きさは、体長4ミリぐらいであったであろうか。

種名は、クロミャクイチモンジヨコバイかなと思うのだが、どうなのであろう?

以下は、上の写真の個体がクロミャクイチモンジヨコバイとしての情報だが、生息分布の方は、国内は、本州以南……九州近海を経て、沖縄本島含む南西諸島まで。また伊豆諸島の先の小笠原諸島にも生息しているようである。また、南北の大東島といった少し孤島的な島嶼にも生息しているようである。海外の方は、この傾向を引き継いでいるのか、北マリアナ諸島のグアム島で確認されており、他には、アフガニスタンやタジキスタン辺りでも、濃く確認されているようである。

海浜性の傾向があるとの紹介も読んだので、アフガニスタンやタジキスタンといった地域は、どう説明すれば良いのであろうと好奇心が湧く。

ヨコバイの多くがそうであるように、イネ科植物に付くヨコバイである。

ゴマフボクトウ 成虫 Zeuzera multistrigata leuconota (Butler, 1881)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾のひとつである。

昨日は、殊更に外灯下にはドウガネブイブイが飛来しており、いつもの如く、大きな翅音と共に、耳元を飛びまくっていた。しかし、そんな同じ翅音で飛ぶ物体の一つが視界に入った時、明らかにドウガネブイブイではない白っぽいのがいることに気が付いた。あとは、何処かに止まるのを待つだけ。

大きさは、前翅長25ミリぐらい。

直ぐに、会いたかった蛾であると認識した。

種名は、ゴマフボクトウ。触角の基部が両櫛歯状になっているが、一般的に櫛髭状の触角を持っているのは、大概はオスである。

この蛾の幼虫は、ブナ科の木やツツジの木の中を穿孔するタイプの幼虫である。所謂、ボクトウガの一種である。チャノテッポウムシとの別名もある。という事は、茶の木も被害に遭うということか。

一応、このゴマフボクトウの幼虫が何を食べるかは掴んでいないが、一般的なボクトウガは、クヌギやコナラの幹内を穿孔し、故意に樹液を出させることによって、樹液に集まる小昆虫を食べているというのが通説である。

このゴマフボクトウの生息分布は、国内は、北海道から奄美大島辺りまで。海外の生息分布の方は、ロシア沿海州、朝鮮半島、中国東部、台湾。あとは、興味深いのはブータンやネパール近辺であろうか。

この蛾の紹介を読んでいて、黒い小点の所が光の当たり具合によっては、青光りするとあったので、写真を見返してみたが、確かに腹部の黒斑が青光りしているのが分かる。

アヤホソコヤガ 成虫 Araeopteron amoenum (Inoue, 1958)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、バッチリ記憶している。前翅長5ミリ。

このような横幅がある止まり方をする蛾としては、とにかく小さい。

種名は、アヤホソコヤガだと思う。

ここで、過去にアヤホソコヤガの投稿をしていた記憶が微かにあったので、確認してみると、確かに、昨年の5月6日にしていた。しかし、その投稿の個体と、今回の上の写真の個体とが、どうも同一種には見えないように感じた。そして、もう一度調べ直すと、過去のアヤホソコヤガの投稿の蛾は、シロホソコヤガという種であろうとの結論に至った。多分間違っていないと思う。近々、過去のアヤホソコヤガの投稿を修正しておこうと思う。

幼虫の食草は、突き止められていないようである。

生息分布の方は、国内は、北海道から九州近海を経て、沖縄本島辺りまでとのことである。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。