セマルヒゲナガゾウムシ Phloeobius gibbosus ROELOFS

昨晩、我家の外灯下に来ていた昆虫の一つである。

大きさは、体長8ミリぐらい。

最初は、異様に触角の長いコガネムシなのかと、コガネムシの仲間を当たるが、該当種を見つけられないでいた。しかし、ヒゲナガゾウムシというグループがいる事を知り、調べていくと、上の写真の個体は、セマルヒゲナガゾウムシなのではと思うに至った。

このゾウムシがいた場所の関係上、カメラを鼻先の方に持っていくスペースがなく、鼻先の方が見れていないが、ゾウムシっぽいと言えばゾウムシっぽい特徴的な鼻先をしているのは、ネット上の画像から確認した。

とにかく、触角が長い気がするが、長いのはオスの特徴であり、メスは、ここまでは長くないようである。

詳しい分布域は、ちょっとネット上では掴めなかった。

ウメエダシャク 成虫 Cystidia couaggaria couaggaria (Guenée, 1858)

2日前に、家からそう遠くない場所で、この蛾の写真を撮っていた。

大きさは、前翅長2センチちょっとぐらいあったと思う。

さて、この蛾は何だっけ?……確かヒロオビトンボエダシャクとかトンボエダシャクとか居たよなと思い、調べてみたが、どうも翅の紋様が合致しない。

最後の路線として、ウメエダシャクって、こんなに上翅が細く尖って見えたっけと疑問に思いながら、ウメエダシャクと照合すると、まさに、上の写真の個体はウメエダシャクということが分かった。

ただ、ウメエダシャクのシーズンも少し前に終わっているよなとも思いながら、ウメエダシャクの成虫って長生きなのかとか、もしかして、今年2回目の個体かと考えを巡らせている自分がいる。

ウメエダシャク自体は、幼虫も蛹も成虫も、かなり目にする蛾である。 近隣のバラ科の梅を筆頭とした似たような木には、目を凝らせば必ずいるし、成虫は、ちょっと半日陰のような林を夕刻や驚いた時に、上へ上へとヒラヒラと優雅に飛んで行く蛾である。数匹が乱舞するする姿は、目で追って見てても楽しめる。

さて、この蛾の生息分布は、国内は北海道から九州辺りまで。海外は、ロシア南東部沿海州に朝鮮半島辺りにもいるようである。

セスジヒラタゴミムシ Agonum daimio (Bates, 1873).

最近、近隣で、この極小のゴミムシの写真を撮っていた。

小さいサイズと、動き回っていたせいでと、光量の少ない場所であったので、どうしてもピントを合わせられなかった。

大きさは、体長7ミリぐらいだった。小さいゴミムシだなというのが感想である。

種名に辿り着けるか自信がなかったが、セスジヒラタゴミムシという種なのではと考える。

国内での分布は、北海道から南西諸島まで。海外での分布は、ちょっと分からなかった。

ネット上には、あまり情報の出回っていないゴミムシだと感じた。