ヒメアカホシテントウ Chilocorus kuwanae Silvestri

最近、近隣で、この小さな甲虫の写真を撮っていた。

大きさは、体長3ミリちょっとぐらいだったと思う。

写真を撮ろうとすると、ちょこまかと逃げ回ったが、おそらく、テントウムシの仲間なんだろうなとの予感はしていた。

テントウムシの仲間を当たると、ヒメアカホシテントウという種なんじゃないかなと思うに至った。

このテントウムシは、カイガラムシを食べるテントウムシとの事である。この個体がいたのは、シュロの葉の上であった。

このテントウムシの生息分布は、GBIFのオープンデータで眺めたところ、日本では本州以南……海を隔てた韓国辺りがメインの生息場所のようである。興味深いのは、北米の西海岸(カリフォルニア州のロサンゼルスやオレゴン州のポートランドの辺り)にも生息報告がある事である。

近隣で時々見かけるとても小さなテントウムシである。

オオキイロマルノミハムシ? Argopus balyi Harold

最近、近隣で見かけ、写真に撮っていた。

大きさは、体長5ミリ弱ぐらいだったのであろうか。結構、個人的には大きく見えていた。

付いていたのは、ドクダミの葉。同所で、2匹視界に入ってきた。

種名を調べていくと、オオキイロマルノミハムシという種が近い気がする。

センニンソウやボタンヅルに付くハムシとの事だが、その場所に、センニンソウやボタンヅルがあったかどうかは、現時点ではハッキリとは分からない。(花の時期になれば、絶対に気がつくはずである。)

また、ネット上のオオキイロマルノミハムシの画像をチェックすると、もう少し複眼の間が狭い個体達の画像も見かけるが、多分雌雄の差なのかと思われる。上の写真のように、複眼の間が開いているのは、雌の特徴みたいに紹介されている方もいた。

とにかく、種の同定に、自信が持てていないのも認める。

シモフリスズメ 成虫 Psilogramma incretum (Walker, 1865)

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

同じ個体の写真をもう一枚。

大きさは、前翅長5 センチ以上。かなり大きな蛾である。

種名は、シモフリスズメ。

学名で、この蛾の世界分布を調べようとすると、Psilogramma increta Walker, 1864と変換されて、かなり類似する蛾の分布が出てくる。そのマップを眺める限り、インド南部に始まって、東南アジア(とりわけタイやミャンマーのあるインドシナ半島)、北上して中国東部、台湾、朝鮮半島、日本とアジア南東部広範囲に分布の拡がりを見せる蛾だと分かった。

シモフリスズメの幼虫の食草の方は、モクセイ科に始まり、他にも草本樹木問わず、色々な葉を食べれるようである。