オオアカマエアツバ 成虫 Simplicia niphona (Butler, 1878) 2

少し時間が経ってしまったが、現在、ちょっとヤガ科クルマアツバ亜科の蛾にハマっていることもあり、5月6日に我家の外灯下に来ていた蛾の投稿をしてみようと思う。

大きさは、正直覚えていないが、おそらく前翅長13ミリぐらいだったと思う。

種名は、オオアカマエアツバなのではと思いたい。似た種に、ニセアカマエアツバという種もいるが、下唇髭の先っぽの形状が尖っているのが、オオアカマエアツバで、少し潰れて丸みを感じさせるのが、ニセアカマエアツバと言われている。上の写真を見ると、私には尖っているように見える。

さて、幼虫の食草は、枯葉との事である。

このアカマエアツバと名前に付く蛾は、遠目に見た時に、真っ直ぐの亜外縁線の筋が際立って見える蛾である。

この写真を撮った以降、これまでに2回、アカマエアツバの仲間が我家の外灯下に来ているのを確認したが、写真を撮ろうと近付くと逃げられてしまい、その日は現れてくれないというのを繰り返している。

キイロアツバ 成虫 Zanclognatha helva (Butler, 1879) 2

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

先ず、本年になって複数回我家の外灯下を訪れているウスキミスジアツバオオシラナミアツバシラナミアツバトビスジアツバ?達と比べると、少しだけ大きい。前者達が、前翅長11ミリ以下の雰囲気だったのと比べると、上の写真の個体は、前翅長13ミリぐらいあった。

種名はキイロアツバ。幼虫の食草は、ブナ科のカシワと限定的に書かれている情報が多いが、実際平地の我家の近隣では、コナラ辺りで育って来ているものと思われる。

この蛾は、他のクルマアツバ亜科の類似種とは間違わない気がする。理由は、亜外縁線が翅頂付近からスタートしているところである。黄色ベースで、その条件があったら、キイロアツバと、今の私の知識では落ち着く。あとは、外横線の上翅外縁に抜ける直前の角度が90度に近く急なのも特徴かもしれない。

アジアホソバスズメ? 成虫 Ambulyx sericeipennis tobii (Inoue, 1976)

先ほど、我家の庭で見つけた蛾である。

なんとか翅を開いた姿が見たかったので、摘んで外灯下に連れて行き、壁に止まらせたら、思惑通りに翅を開いてくれた。

大きさは、前翅長で45ミリぐらいあった。

惚れ惚れするぐらい大きいなと思いながら、種名を調べると、アジアホソバスズメという種名だと分かった。ただ、モンホソバスズメAmbulyx schauffelbergeri (Bremer & Grey, 1853)の可能性も無きにしも非ず。

幼虫の食草は、クルミ。庭にクルミの木は生えているが、もし、我家の庭のクルミで育ったのなら、幼虫の容姿も是非見たかったものである。

分布域を眺めたら、中国南部やベトナム辺りに、目撃情報が集中している蛾と分かった。