カメノコテントウ

先程、ヒメカメノコテントウの投稿をした時に、我が家の庭でも、似た雰囲気のテントウムシを見た記憶があったので、過去の写真データを振り返ってみた。

すると以下のようなピンボケではあるが、テントウムシの写真を見つける事が出来た。写真の撮影データは、昨年2018年の3月28日となっている。

カメノコテントウという種類だと思う。日本産テントウムシの中では、最大種で1,2ミリ内外の大きさにまで成長する個体もいるらしい。

幼虫も成虫も、クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシの幼虫を食べる。

我が家の庭にも、クルミ(ブラック・ウォールナットというアメリカ産のクルミ)は植わっているが、その木とのこの我が家の庭にいたカメノコテントウとの関連性みたいなものを、今後見出せて行けたらなと思う。

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2020年5月23日追記

1ヶ月近く時が過ぎてしまったが、最近、近隣でカメノコテントウの鮮明な写真を写す事に成功していた。

2020年4月28日撮影

このテントウムシは、土手のアブラナの一種に1匹だけ居たのだが、その大きさと翅の端が反り返ったような雰囲気から、直ぐにカメノコテントウだと分かった。

写しやすい場所で写真に撮ろうと捕まえると、何か赤い汁を大量に出した。当時、絶対にこの匂いも好奇心で嗅いだはずだが、もはや記憶の何処からも引っ張り出せない。

見つけた辺りは、小川沿いの土手であったので、近くにハンノキやヤナギの仲間は生えていた。そこに集まるハムシと共生しているのかなとも考えたい。

ヒメカメノコテントウ

先週の木曜日に仕事先で、昼休みに見つけていたテントウムシの写真を投稿する事にする。テントウムシと言っても、あまり見かけないテントウムシではある。ネットで検索したところ、ヒメカメノコテントウという名前らしい。

よく見かけるナナホシテントウやナミテントウに比べると、一回り小さめ(半分ぐらいの大きさのイメージ)。私が見つけた個体は、基本形の紋様に近いが、背中の紋様に関して、固体差が大きい種のようである。

記憶では、我が家の庭でも見た気がするので、過去の写真データを振り返ってみる事にした。すると、ピンボケな写真ではあるが、似てるけど、色彩と大きさが異なっている事に気が付いた。

我が家の庭で見かけたのは、ヒメの付かないカメノコテントウのようである。

アカボシゴマダラ(成虫)

本日の昼の散歩中に、アゲハチョウに似た蝶を発見していた。正直、アゲハチョウの一種だと思っていた。

最初は、写真を撮ろうと近づくと逃げられの繰り返しだったが、小さな幼木のすぐ側に腰を下ろし、向こうから近付いてくるのを待ってみることにした。

すると、作戦通りなのか、偶然なのか、その幼木の周りに舞い戻り、その幼木に執拗に止まろうとするではないか。慎重にスマホを近づけてシャッターを押すが、殆ど逃げようとはしない。警戒心は薄い。

その時撮った写真の一枚が以下のものである。

すぐに、その場で写真をチェックして、ある事に気がつく。尾を曲げて産卵の体勢に入っているではないか。ここで、最初からその幼木がエノキである事は知っていたので、アゲハチョウはエノキには産卵しない→では、この蝶は何蝶?との流れが頭に出来上がる。

少し予備知識もあった事により、直ぐにアカボシゴマダラという種類に行き着いた。

しかし、このアゲハチョウに似た派手な色彩のアカボシゴマダラという蝶を詳しく調べていて、ちょっと意外な事実に出くわす事になった。

この蝶は、1995年に埼玉県で始めて確認された蝶で、茨城県での初確認は2011年、少しづつ少しづつ関東圏から、ジワジワと生息圏を拡大しつつある外来種(元々の生息地は、東アジア大陸方面や台湾以南の暖かい地域)という事実であった。

そして、エノキに産卵する在来の国産の蝶達(オオムラサキ等)との競合を懸念して、環境省は、昨年、平成30年に、特定外来生物に、この蝶を指定しているという点である。

特定外来生物に指定されている以上、この蝶を許可なく飼育したり、販売したりすると、場合によっては、結構重い罰則を受ける事になる事は知っておいてもらいたい。

最後に、もう一枚、本日撮ったアカボシゴマダラの写真を貼り付けて、この投稿を締めくくる事にする。