キハラゴマダラヒトリ or アカハラゴマダラヒトリ

昨日の庭掃除の際に、この毛虫も見つけていた。我家の庭の常連さんのような気はしない。

早速、スマホで調べたけど、これだっていう毛虫には行き当たらない。セスジヒトリ?スジモンヒトリ?シロヒトリ?

そんな中、キハラゴマダラヒトリもしくは、アカハラゴマダラヒトリの幼虫なのではと類推したくなる他の方の投稿を見つけた。因みに、この毛虫の食草として、桑や桜を紹介してる記事をよく見かけたけど、我家には桑は無いし、発見場所の近くの小さな桜の木も食害された形跡は見当たらない。

また、この毛虫の食草は、桑や桜と書かれている事が多いけど、実際は多岐に渡っていて、所謂雑草と呼ばれる草達を食べているとの記事に、私も同感である。

俄かに蛾類を含む昆虫類に関心を持ち始めた私だが、ここに来て気が付き始めたのは、種によっては、まだまだ正確な種の断定法や区別が一定化されていない種やジャンルも有り、それゆえに微妙に誤った習性が、ネットを通して流布してしまっている事態も否めないなと思った。

とにかく、私の家にいた推定キハラゴマダラヒトリもしくはアカハラゴマダラヒトリの幼虫が、どんな成虫になるか飼育してみて確認する事が、こうした情報の少ない種の記事をネット上に投稿する時の心構えの気がしてきた。

よし、もう一回、あの黒い熊虫を見つけたら、捕獲して成虫になるまで、飼育してみることにしよう!幼虫見つかるといいけど。

ノコギリカミキリ

昨日、庭の掃除をしている時に、隣家との境界の篠竹の群生の中から、黒い甲虫が勢い良く這い出てきた。

直ぐに、スマホで調べたところ、ノコギリカミキリという名前に行き着く。殆ど瓜二つの種に、ニセノコギリカミキリという種類も居るが、ニセノコギリカミキリの生息圏が、関東以西の暖かい地方を中心にしている点と、ニセノコギリカミキリは、前胸の光沢が、ノコギリカミキリより輝きが無いなどの点で見分けれるとのことである。

捕まえてみての印象は、チャウチャウ、シャウシャウととにかくよく鳴く。あとは、物凄く動き回り、じっと止まってくれることはない。おかげで、ピンボケの写真の中から、使えそうな写真もこの1枚だけとなった。

このノコギリカミキリの名前の所以は、触覚の凹凸がノコギリの歯みたいに見えるところから来ているらしい。確かに、糸鋸の歯みたいな雰囲気を持っている。

幼虫の生息場所としては、針葉樹や広葉樹の朽木となっているが、我家の周りには、立ち枯れしたり、倒れて朽ちている針葉樹は無い気がする。広葉樹の朽木は、椎茸のホダ木の使い古しや、薪ストーブ用の薪とか、結構目に付くので、その辺りで発生しているのかな。

可愛いカミキリ虫でも無く、お洒落なカミキリ虫でも無く、私の中では、カッコいいカミキリ虫という印象の部類に入るカミキリ虫かな。

オジロアシナガゾウムシ

我家の裏庭には、葛(クズ)が生えてきてしまい、毎年、夏場は、その蔦の処理に閉口してるのだが、自然界の動物達の中には、この葛という植物と密接な結び付きを持ってるもの達も多い。

今回取り上げたオジロアシナガゾウムシも、葛(クズ)の蔓の中に産卵(やがて、そこは虫瘤になる)するなど、葛(クズ)という植物と深い結び付きを持った動物の一つと言える。

下の写真は、昨年の6月の頭に、我家の裏庭で撮影したものである。このオジロアシナガゾウムシの紋様は、鳥の糞のを擬態したものと言われているが、擬態の完成度は高いと感じる。