ハグロトンボ

昨日の夕方、近くの川にカワトンボの幼虫を見つける目的で、散歩がてら、子供と出かけた。

川岸の草の根元を、網でガサガサするが思いの外、カワトンボの幼虫が捕まらない。少し前までは、水際に沈んだ草の根元には、ウザるほど居たんだけど…

もう、既にトンボになちゃったのかな〜とも思い、周囲を散策してると、1匹だけ目に付いた。

ハグロトンボのオス。メスには、この写真の個体のような身体の青緑の光沢感が無いらしい。オスは、縄張りを持つらしく、この写真のように、草に止まり、ここは自分の領域・領空だと誇示しているとのことである。

続いては、幼虫の写真。幼虫の方は、1年から2年間、水中の草の根元等にしがみ付いて生活してるらしい。写真の尻尾の方に見える二股に分かれた物は、尾鰓とい器官で、水中の酸素を取り込む補助器官の役目を果たしているとのことである。写真の2匹とも、二股にしか分かれていないが、一本は欠損してしまったのであろう。そして、尾鰓は、欠損してしまっても、幼虫の水中での呼吸には支障は無いとのことである。

下の写真は、尾鰓が3本健在な幼虫の写真。

ベニスズメ 幼虫 成虫

これまた、我家の庭で見つけたスズメガの幼虫である。写真の方は、昨年の7月16日と記録されている。

スマホで調べたところ、割と簡単にベニスズメという名前が判明。好む食草は、オオマツヨイグサとホウセンカとなっていたけど、我家の庭には、自生してくるマツヨイグサ系は、有るね。

我家に生えてるマツヨイグサが、オオマツヨイグサなのか、小型のマツヨイグサなのか、それとも両方なのかは、まだ真剣に観察したことは無いけど、このブログを書いているちょうど今の時期も、這性の小型のマツヨイグサが、薄暮れと共に、その少し蛍光色がかったレモンイエローの花を目立たせ、私の心を癒してくれている。

さて、このベニスズメは、成虫の蛾になった暁には、ピンクの混ざった優しく美しい色彩の蛾になるようである。是非、成虫にも出会ってみたくなった。

上の写真を見ると、幼虫の時に既に、ベニスズメの名前の所以と言える紅色というかピンク色の色素を幼虫に見出すことが出来る。


以下は、2019年7月22日追記

成虫になった蛾に出会いたいという願いは、昨日叶った。玄関先のモミジの木に休んでいた派手な色彩の蛾を発見。流石に、少しづつ蛾に詳しくなってきているのか、スズメガの仲間で、ベニスズメという種類だということが直ぐに分かった。

抹茶色と鮮やかなピンクのコントラストは、思ったよりビビッドで美しい印象を、私の脳裏に残してくれた。

一応、写真に収めたが、風で揺れる葉に掴まるベニスズメを鮮明に写すことは出来なかった。酷い写真ですみません。

コスズメ(幼虫)

先ほど、同じスズメガ科のセスジスズメの投稿をしたので、続けて同じ科のキイロスズメの投稿をしてみる。

昨年の7月11日に我家の庭で捕獲した幼虫を写したものが、以下の写真である。

昨年は、この大きなスズメガの幼虫の名前を断定するまでには至らなかった。理由は、この手のスズメガの幼虫は、同一種であっても個体群によって、褐色型だったり、緑色型だったり、又は、文様や色の変異が多く、パッとスパッと種を断定するのが難しかったからだ。

ただ、今年は、もう少し時間をかけて、色々な写真を見比べてみたところ、昨年、我家で捕まえたこのスズメガの幼虫は、キイロスズメの褐色型であろうと断定してみた。少し自身が無いのも認めつつ………


2019年9月14日追記

そして、この自信の無さは、この投稿を書き換えている2019年9月14日現在、的中していたのが分かった。この写真に写っている幼虫が、キイロスズメでは無く、コスズメの幼虫であると気付くに至ったのである。ゆえに、以下は、これまでに書いたこの投稿への修正・加筆になる。

先ず、同じ時期(2018年7月11日)に庭で見つけたセスジスズメの幼虫と比べると、終齢幼虫のサイズは同サイズだが、このコスズメの幼虫の方が、セスジスズメの幼虫より、皮膚の表面がつるつるしている感じがするのと、眼状紋という目のような紋様が、セスジスズメの幼虫の場合は、尻尾の方までずっと存在するのに対して、このコスズメの幼虫の方は、頭部の方に、はっきりとしたものは、3個(小さいもの含めるともう少し多くなる)しか存在していない。

この辺りを理由に、我家の庭で見つけたスズメガの幼虫は、コスズメと断定したい。どんな植物上で見つかったかも手がかりにしたかったが、残念ながら、全くもって思い出せない。

因みに、コスズメの幼虫の好む植物は、ブドウ科のノブドウ、ヤブガラシ、ブドウや蔦類、他には、アカバナ科のマツヨイグサ、メマツヨイグサ等らしい。確かに、我家の庭にはヤブガラシが凄く生えてくる。


以下2019年7月1日追記(直前の追記と順番が前後しているが、この時点では、まだ以下の写真の幼虫をキイロスズメの幼虫と思っていた。)

一昨日、玄関前のポーチに、とても大きな蛾の幼虫のものと思われる幾つかの糞を発見。絶対、大きな蛾の幼虫がいるに違いないと、頭上の木を見上げて探すが、見つからない。

ただ、近くの地面付近のヤブガラシの葉を、凄い勢いで食べているこの幼虫を発見。葉の無くなったヤブガラシの茎を伝ってみると、糞は、この幼虫のものと断定出来る。昨年は、上から撮った写真しかなかったので、今年は、横からの写真も撮ることに成功。コスズメの幼虫だね。