ヨコエビの仲間 フロリダマミズヨコエビ?

今年のお正月休みに近所の水路で、子供とガサガサして遊んだ時に、この虫(?)も沢山採れる場所があった。

たまに見かける生物であったが、生まれて初めて、この生物の名前を真剣に調べ始めてみた。すると、ヨコエビという種類で、エビやカニの仲間でもあり、ワラジムシやダンゴムシの仲間に近い事が分かった。

現在日本には、淡水ヨコエビの仲間は、9科14属36種が知られていて、正直、捕獲したものをルーペとかを使って慎重に調べてみないと、安易には種の断定は出来ない。ただ、ヨコエビの仲間は、地下水等に生息しているものも多く、眼が退化している種も多いので、そういう意味では、上の写真の個体は、長い触角の根元に、大きな茶色い眼を見てとれる。

生息した場所は、結構な量の湧水が流れる水路であったが、夏期の水温は決して低い状態を維持できるかは疑問の場所である。

そうした事と地理的要因を考慮すると、1989年に千葉県の我孫子市の古利根沼で国内初めて生息確認され、日本各地に広がりつつある北米原産の外来種フロリダマミズヨコエビの可能性を考えたいが、現時点では断定はしないでおく。