ムモンフサキバガ 成虫 Dichomeris tostella (Stringer, 1930)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長10ミリぐらいだったと思う。

種名は、ムモンフサキバガだと思う。

キバガ科フサキバガ亜科に属する蛾であるが、キバ(牙)が見えないような気がするが、目を凝らすと、オレンジの下唇髭の付け根辺りから細い糸のようなものが後方へと反り返っているのが見て取れる。

幼虫は、バラ科の樹木の葉を食べるようである。

生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。海外の方は、朝鮮半島とロシア沿海州で、生息が確認されている。

ムラサキツヤマガリガ 成虫 Paraclemensia caerulea (Issiki, 1957)

昨晩、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、全長で9ミリぐらいあったと思う。

種名は、ムラサキツヤマガリガだろうと思う。

幼虫の食草は、ツツジ科の植物。同じ日に、同じく幼虫がツツジ科の植物を食すソトシロオビナミシャクという蛾が来ていたのも、面白い偶然である。

この蛾の生息分布の方は、国内は、本州、四国、九州。日本での生息を除く、海外での生息情報には辿り着けなかった。

マガリガ科に属する蛾とのことだが、マガリガ科という科自体が聞き慣れない科である。

ソトシロオビナミシャク 成虫 Chloroclystis excisa (Butler, 1878)

先ほど、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長12-13ミリといったところ。数日前に見かけたアカモンナミシャクよりは、二回りぐらい小さく感じる。この形状のナミシャクとしては小さめだと感じる。

種名は、ソトシロオビナミシャク。

幼虫の食草は、ツツジ科の植物とのことである。我家の敷地内に、ツヅジ科の植物があった気はしないので、近隣の何処かのお家のツツジ類で育ち上がって来た個体と思われる。

生息分布の方は、国内は、北は北海道から南は屋久島辺りまで。海外の生息分布は、ちょっと分からなかった。

ところで、この形状のナミシャク達を我家の外灯下で見かける時は、灯の直下と言うわけでなく、結構離れた薄暗い場所に止まっている事が多いような気がしてきた。もうちょっと、観察を続けてみようと思う。