シロオビハリバエ? 加波山 標高400メートル近辺

週末、家族4人で近隣の山に登山に出かけた。

登山なんかするのはいつぶりだろう?ちょっと思い出せないぐらい昔のことなのかもしれない。

標高50メートル辺りから歩き始めて、頂上の709メートルまでの間に、どんな植生の変化や昆虫層が広がっているのか、ワクワクする気持ちでいっぱいで出かけた。

当日は、最高の天気。しかし、歩けど歩けど、思いの外、昆虫達には出会えない。

道中に出会った数少ない昆虫の一つが以下の昆虫である。

大きさは、体長12ミリぐらいだったと覚えている。調べ始める前に、黄色と白を混ぜたような色合いと、お尻の毛の生え方といい、ヤドリバエの仲間(私が比較に思い出したのは、セスジハリバエ)ではないであろうかとの予感はしたが、実際のところ、ヤドリバエ科のシロオビハリバエの一種と分かった。

ヤドリバエの仲間であるから、何かしらの昆虫の幼虫に寄生してライフサイクルを作っているはずだが、果たして何に寄生しているのであろうか?

ネット上で、このシロオビハリバエを調べた時に、山地性というワードは見つけれなかったが、少し標高のあるところにいたのは事実な気がする。(私のまだまだ年数の少ない観察経験のうちでは、平地の近隣では出会っていない種ではある。)

コノシタウマ 加波山 標高 600メートル近辺

週末、家族4人で近隣の山に登山に出掛けた。

登山なんかするのはいつぶりだろう?ちょっと思い出せないぐらい昔のことなのかもしれない。

標高50メートル辺りから歩き始めて、頂上の709メートルまでの間に、どんな植生の変化や昆虫層が広がっているのか、ワクワクする気持ちでいっぱいで出かけた。

当日は、最高の天気。しかし、歩けど歩けど、思いの外、昆虫達には出会えない。

道中に出会った数少ない昆虫の一つが以下の昆虫である。

大きさは、体長2センチちょっとといった感じであった。種名は、調べたところ、コノシタウマと判明。

登山道を、まさに近所で見かけるツチガエルのような角度と一歩の距離で逃げる生物を発見して追いかけたが、写真を撮る際に、カエルではなく、カマドウマの仲間かと分かった次第である。

山地性のカマドウマのようである。

シロヒトリ 卵 成虫

8月のお盆過ぎ辺りから9月の最近まで、近隣近所で、シロヒトリの成体を沢山見かけた。

高い位置に設置される外灯を見上げると、大きな蛾が複数旋回している光景が、近所のあちこちで見てとれた。

そして、ある時、その大きな蛾の正体を知りたいと思っていると、そのまま、螺旋状に旋回しながら、地面まで落ちて来た個体があった。

確認すると、ヒトリガ科のシロヒトリという蛾である事が分かった。

その後も、沢山のヒトリガの成体に出会い観察していくうちに、ヒトリガの成体の特徴や傾向の法則性みたいなものが掴めて来た。

先ずは、近隣で見られる似たようなヒトリガ科の他の蛾達と比べると、明らかにサイズが大きいと思う。

そして、昼間に多数群れて止まっているような場所だと、明らかに大きいサイズと少し小さいサイズのタイプがおり、大きい方がメスで、小さい方がオスだと思われる。また、オスの方が、前脚の赤い部分が目立つ気がする。

また腹部に関して、サイドが朱色で、腹部上部の真ん中は、白い。春に近隣でよく見れるアカハラゴマダラヒトリは、腹部が上面も黄色がかったオレンジ色といった感じで違い、何よりもシロヒトリと比べると全然小さい印象である。

今回は、とある場所に複数止まっているシロヒトリのうちの数個体が、何日も同じ場所に留まっていることに気が付き、何の目的があるのであろうと想像していた矢先に、ウグイス色の卵を産んでいるのに気が付いた感じである。地面には、息絶えたシロヒトリも複数転がっている。産卵後に、その場で死んでしまう個体も居るに違いないと思う。

外灯の周りをブンブンと飛びまくるシロヒトリ……灯取りの名に相応しい蛾である事が知れた2021年の晩夏であった。