コモンツチバチ

昨日、我家の庭の地面上を徘徊するこのハチを目撃した。すかさず、スマホを取り出し、写真に撮った。

大きさは、体長で2センチちょっとぐらいだったと思う。翅を閉じたり広げたりしながら地面を歩いていたが、翅を広げた時に見える腹部の紋様が特徴的だと思った。同時に、種を特定する際の手掛かりになるとも感じた。

そして、種を調べ始めると、オオモンツチバチという種が真っ先に浮上してきた。過去の自身の投稿を確認すると、オオモンツチバチの投稿が既にあった。(完全に記憶からは消えていた。)

その投稿の中で、雄と思われる個体の写真を体長2センチぐらいと紹介していた。オオモンツチバチもコモンツチバチも、メスは更に一回り(1センチ前後)大きいのが知られている。ちなみに、雄と雌の見分け方は、触角の長さである。長いのがオスで、短いのがメスである。

こうなってくると、上の写真に写る触角の短いメスのサイズ(体長2センチちょっと)が、オオモンツチバチのメスにしては小さいということになる。

となれば、コモンツチバチの方かという流れになるが、上の写真の個体はコモンツチバチのメスなんだと思う。

自分なりに、オオモンツチバチとコモンツチバチのサイズ以外の違いを見出そうとした時に、オオモンツチバチの方は胸部背面の下の方に黄色い紋が見て取れる個体が多い。一方、コモンツチバチの方は、黄色い紋様がなく黒一色のケースが多い気がする。

さて、庭にいたコモンツチバチのメスは、時々土の中に潜ろうとする行動をとっていた。これは、コガネムシの幼虫を探していたのかと推測したい。

コモンツチバチもオオモンツチバチも、土中のコガネムシの幼虫に直接産卵するタイプのハチだったと記憶する。

ホシアワフキ

数日前に、我家から車で5分ぐらいの距離にある。田んぼに囲まれた地区の外灯下にいた。

大きさは、案外大きく、体長1センチぐらいあったと思う。

種名を調べ始める時に、真っ先に思ったことは、近隣で場所によってはよく見かけるハマベアワフキに似ているということであった。

しかし、どうも全体がドス黒いのと翅が少し透けているのと、上翅に連なった紋様のようなものが見える点で違うよなとは感じていた。

帰宅後に調べたところ、ホシアワフキという種ではないかと思った。幼虫も成虫も、イネ科植物の汁を吸うとのことである。

平地から山地まで生息しているとのことであるが、確かにネット上では、標高の高い場所で撮られた写真も幾つかあった。

うーん。山地にもいて、平地にもいる種。これは、探求に値する種のひとつの匂いがする。

クルマバッタモドキ 緑色型

最近、近隣でこのバッタを見かけて写真に撮った。

よく見かけるバッタであるが、緑色のタイプは珍しく感じた。

種名は、クルマバッタモドキだと思う。クルマバッタもどきのオスは、体長40〜45ミリ、メスの体長は、55ミリ〜60ミリぐらいとのことである。

私が見た個体が40ミリ以上あったかなと少し不安になるが、写真から得られる形状的特徴は、クルマバッタモドキだと思う。

クルマバッタモドキの特徴は、背中にくの字上の白いラインが対称に入っているとの事である。この特徴は、ヒナバッタも持っているが、ヒナバッタは、翅の紋様が、もっとシンプルな気がする。

逆に、クルマバッタモドキの本家であるクルマバッタは、横から見た時の背の盛り上がり方等で区別が出来るらしい。

クルマバッタは、減ってきているバッタのようであるが、クルマバッタモドキの方は、開けた草地等に普通に見られ、トノサマバッタと同所的に見られることもよくあるようである。

今回は、緑色のタイプが珍しく感じて写真に撮ったが、近隣近所で普通に見かけるバッタの気がする。