クロテンカバアツバ?  成虫

数日前に、我家の外灯下に来ていた蛾の一つである。

大きさは、前翅長で8ミリぐらいだった。このサイズとこの形状だと、真っ先に浮かぶのはコブガの仲間である。次に、ひょっとしてヤガ科のコヤガの仲間であろうかと続くが、本種は、ヤガ科の元シタバガ亜科に属し、現在亜科未定らしいクロテンカバアツバに酷似していると思った。

ただ、幼虫の食草がバラ科のズミ他との事である。個人的なズミの印象は、栃木県奥日光の戦場ヶ原の一帯で白い小花を満開にする樹木といったところである。

我家の近所だと、リンゴ農家とかが、リンゴの台木にズミを使っているかもしれないが、近隣の平地環境で自然に見かける樹木ではない。

果たして、我家の外灯下に来ていたこの蛾は、何を食べて育ってきたのであろう……。

アシブトクチバ 成虫

最近、近隣で、この蛾を見かけて写真に撮っていた。

既に死んでいる個体であり欠損箇所等もあるが、種の特定に繋がる情報は残していると感じた。

大きさは、前翅長で20ミリぐらいの中型の蛾であった。名前は、アシブトクチバだと思う。

幼虫の食草は、ザクロやサルスベリ等とのことである。

本州から沖縄まで分布しているところを知ると、南方系の蛾だと思われる。ちなみに、近似種で、オキナワアシブトクチバという種もいるようである。

クロスジノメイガ 茨城県那珂川中流 標高50メートル

最近、茨城県のど真ん中を流れる大きな河川である那珂川の中流域で川遊びをした時に、見かけて写真に撮っていた。

大きさは、前翅長で14ミリぐらいだったと思う。我家の外灯下を含め近所近隣でノメイガの仲間にも数知れず出会ってきたが、このノメイガの一種は、オレンジの下地と黒のコントラストが綺麗な感じで、出会いたい蛾ではあった。

幼虫の食草は、キブシ科のキブシとの事である。キブシなら、近隣近所でも生えている樹木である。

食草的には、我家の近所にも居ても良さそうな蛾である。もし、我家の近隣近所で出会えないようであったら、その理由を考え始めようと思う。